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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3692チバQ:2013/04/08(月) 23:48:38
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/nagoya-shicho2013/list/CK2013032202000271.html
庶民革命を問う(中)黒船実は軽い御輿?2013年3月22日

 「日本中大増税で、庶民革命の道は厳しい。革命いまだならず、かも分からん」

 六日の名古屋市議会本会議。市民税減税を続けるかどうか。自民党市議の丹羽宏(52)に問われた河村たかし(64)は、辛亥革命をおこした中国の政治家、孫文の言葉を引用し、道半ばの苦しみを訴えた。

 二〇〇九年と一一年の市長選に圧勝した河村。減税は、議員報酬削減、地域委員会と並ぶ三大公約のうち、庶民革命の原動力となる「一丁目一番地」の政策だ。

 河村流に言えば「ラーメン屋のおやじがにこっと笑える政治」。減税で民間に金を回して消費を刺激し、商売を盛んにする。同時に役所の仕事を可能な限り民間に委ね、「小さな役所」にする発想が根底にある。

 5%減税による一三年度の減税額は百十二億円。だが、年収二百五十六万円未満(四人家族)のように、市内百万世帯のうち二十万世帯は減税の対象外になっているうえ、一般世帯への恩恵は月数百円程度。減税に合わせ、市民から一部を寄付してもらい、それをもとに防災や子育て支援などに役立てようとする仕組みにいたっては道筋が見えない。

 逆に、議会は「減税の財源確保のため、市民サービスが低下した」と批判を強める。

 街路樹の維持管理予算は、〇九年度の十四億五千万円から三年間で三割減った。

 六日の本会議で丹羽は、剪定(せんてい)されていない街路樹の写真パネルを示しながら、石原裕次郎が歌った「白い街」になぞらえ、「裕次郎が生きてたら、『枯れた街』と歌うんじゃないか。減税の犠牲のシンボルだ」と批判。河村は「『必要な市民サービスは確保する』でいきゃあ、ええと思います」と釈明した。

 逆に、評価の対象となっている施策もむろんある。例えば、予防医療の取り組みだ。

 乳幼児の下痢や嘔吐(おうと)の原因とされるロタウイルスのワクチンなど全国に先駆けた任意予防接種への助成や、自己負担五百円の「ワンコインがん検診」といった手厚い公助は、いまや「日本一の医療都市ナゴヤ」として、河村のうたい文句になっている。

 ワンコインがん検診は、〇九年市長選のマニフェストにはなかった。当選直後、河村が陽子線がん治療施設の整備凍結を打ち出し、がん予防施策をどうすべきかを話し合う中、職員が発案。これに河村が飛びつき、メディアに乗せた。

 圧倒的な民意で市長に就任した当初、市役所は「黒船襲来」と揺れた。ブレーンらとともに会見に臨んだ河村を、会場の隅で見た市幹部は「われわれとは百八十度、意見が違う」と声を震わせた。

 ふたをあければ、「自分の興味がある施策以外、ほとんど口出ししない。人事も原案通り」と市幹部。そこには「ベテランの役人と議論しても、説得されてしまう」(市幹部)という側面もある。

 「大津通の中央分離帯撤去」や「久屋大通公園を酒飲み解放区に」など、「どえらけにゃあおもしれぇナゴヤ」とうたう肝いり施策に、役所は振り回されている。が、職員が「非現実的」と判断し、動いていないという方が実際に近い。ある市幹部は「極意は市長の発信力をうまく利用すること」と明かした。

 職員にとって御輿(みこし)は意外と軽いらしい。(文中敬称略)


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