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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3531チバQ:2013/01/26(土) 01:21:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000133-mailo-l21
ぎふのいま:知事選・課題検証/3 小規模・高齢化集落 見向きされない地域 /岐阜
毎日新聞 1月24日(木)12時20分配信

 ◇作物普及も自力では限界
 関市中心部から車で約1時間。路肩に雪の残る国道256号を走り、同市板取の門出北地区に着いた。集落の人口は60人。65歳以上の高齢者が半数を超える。
 県は、農家の戸数が19戸以下で、農家の高齢化率(65歳以上の割合)が50%以上の集落を「小規模・高齢化集落」と位置づけている。門出北もその一つ。10年時点で県内に239集落。05年の1・6倍に増えたという。うち194集落は、高山や下呂、郡上、関などの中山間地域にある。
 門出北の長屋芳成さん(72)は、自宅でシソ科の植物「エゴマ」を栽培し、「エゴマ油」に加工して販売している。300CCのびん詰めが4000円。黄金色で、シソのようなほのかな香りがする。オリーブオイルの代わりにサラダやあえ物に使うと料理が引き立つ。
 かつては米や大根、白菜なども出荷していたが、鳥獣による被害もあってやめた。「野菜や米は採算が合わない。自分たちで消費するだけ」。エゴマの栽培を思いついたのは12年前。耕地面積も少なくてすみ、鳥獣被害もほとんどない。5月に種をまけば、9月下旬には収穫できる。「これなら特産品にできる」と、周辺の農家10人ほどに呼びかけ、昨年「板取エゴマの会」を結成した。地元の学校給食に提供するなどして普及を試みたが、反響はほとんどなかったという。「自分たちだけの取り組みでは限界があった。県や市にまずは振り向いてもらわないと」と話す。
 エゴマの実から油を搾る加工施設が板取にはない。「加工場さえできたら、そこへ人が集まる。収益目当てじゃなく、就農体験などを通じて、若い衆がものづくりに関われる場所を作る手助けがほしい」と訴える。長屋さんの言う「若い衆」とは定年退職した60代の人たちのこと。「集落は高齢者だけでもいい。作物を育てることを楽しみにした生きがい作りの場所にしたい」
 旧板取村は05年に関市に編入された。対等合併ではなかったことで「県からも、市からも、見向きもされなくなった」と長屋さんは言う。福井県方面へ抜ける最短ルートだった県道板取−白鳥線は昨年8月の土砂崩れのため通行止めが続いている。雨による交通規制も多い。「どこに出るにも山をぐるっと迂回(うかい)するしかない。板取は袋小路。山間部がトンネルに付け替えられれば、人の出入りが活発になるのに」と残念がる。
 「自分は農家ではなく百姓。収益を度外視してでも、いいものは作りたい。田舎の人間は口べただが、県庁の人たちは『要望がないから』では済まさずに、実際に小さな集落に来て、作物を見てほしい」【梶原遊】=つづく
1月24日朝刊


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