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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3411チバQ:2012/11/18(日) 05:20:04
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001211160005
「脱・原発依存」の選び方(下)
2012年11月16日


東電から寄付された公園は多くの木々に囲まれている。「施設を作らなくても、自然を楽しめる里山はたくさんある」との声もある=柏崎市軽井川の柏崎・夢の森公園

 広さ約30ヘクタール。柏崎市軽井川の「柏崎・夢の森公園」には大きな池を囲むような森があり、遊歩道が整備されている。カワセミやマガモが生息し、6月にはカキツバタが咲きほこる。


 東京電力が約60億円をかけてつくり、2007年に市に寄付した公園はすっかり市民になじんできた。


 「こんな施設をつくる時代はもう終わりましたよね」。柏崎市長選が始まった11日、長男(10)と長女(6)を連れ、散歩に来たという市内の会社員男性(39)はつぶやいた。


 柏崎で生まれ、育った。84年に試運転を始めた柏崎刈羽原発は子どもの頃から身近だったし、原発で働く人も周りにいた。この公園や東電の広報施設が市内にあって、「市が潤っていいな」と思っていた。


 それが、昨年の福島第一原発事故で一変した。「ここでも、いつ事故が起きるかわからない」。子どもに自信を持って「柏崎は安全だよ。柏崎でずっと暮らしてほしい」と言えなくなった。新市長には「大きな公園をつくるより、事故が起きた際の準備にもっとお金を使ってほしい」と望む。


     ◇


 東日本大震災以降、柏崎市には最大で2300人が避難し、今も1200人の避難者が暮らしている。


 昨年3月に福島県浪江町から柏崎市に母と娘と3人で避難してきた30代女性もそのひとり。原発事故から3日間は浪江にいた。仕事や家事でよく外に出かけたせいか、放射線量を測る「サーベイメーター」の針が振り切れるほど外部被曝(ひ・ばく)をした。身近な原発は「恐怖」に変わった。


 昨年6月、妊娠していることがわかった。外部被曝のことを医師に告げると「子どもにどんな影響が出るか分からない」と言われた。産みたい気持ちは強かったが、家族に反対され、あきらめた。「事故がなければ、こんなことにはならなかった。事故が憎い」


 住民票を柏崎に移していないので投票できないが、市長選を見て、思う。「柏崎の人たちが『子どもの未来を守ろう』という気持ちになってくれるような政策を打ち出す人は、いないのでしょうか」


     ◇


 市内で子育てをする親のためのサロンを開いている増田昌子さん(48)は震災直後から、避難者の相談に乗っている。


 話を聞くうち、07年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が黒煙を上げたことを思い出す。「この街が福島第一原発の近くのようになっていたかもしれないのに、子どもの将来を考えるべき大人が『深刻な事故が起きなかったから大丈夫』と安心していた」


 世界最大級の原発を抱える街なのに、原発は本当に安全なのか、どういう安全対策が必要なのか、放射能はどう怖いのか、を子どもが考える機会が少ない、と感じている。住民が中心になり、そんな機会をつくりたい。新市長には「私たちが動き出したときに、『何か手伝えることはありませんか』と言ってくれる人を選びたい」。(富田洸平)


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