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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

33千葉9区:2008/11/17(月) 00:48:15
尾鷲 市長と議会の対立深刻化
市政運営への支障懸念 「意見交換で互いに理解、市民の協力を」


紛糾の末、賛成多数で補正予算案が可決された尾鷲市議会臨時会(10月29日) 今年3月に初当選した尾鷲市の奥田尚佳市長(41)と、市議会との亀裂が深刻化している。市長就任以来、3議案が否決され、先月の臨時会では、災害復旧費などを含む補正予算案は何とか可決されたが、紛糾する展開は変わらない。対立が長引けば、奥田市長が掲げた市政の変革や財政再建に取り組む前に、市政運営に支障が出るとの懸念が広がっている。

 奥田市長は同市議から市長選に出馬、選挙では、市長ら三役の退職金廃止などを公約に掲げていた。しかし、当選後初の議会となる6月定例会で、退職金廃止の条例改正案と補正予算案が否決された。議会側は「副市長が決まっていないのに、時期尚早」「説明が遅い」と理由を挙げた。

 9月定例会では副市長人事案が否決され、市議からは「信頼できない市長から出された人事案を通すわけにはいかない」という声があがるなど、両者の溝は深まった。現在も副市長は不在のままだ。

 奥田市長は「議会と『なあなあ』は良くない。根回しはせず、波風立てて議論を活発にすることで市政を変革していく」と話し、その姿勢を貫いている。

 一方、議会側は、誤解を招く発言や、「軽率」な発言を批判。先月の臨時会では、市長が市議時代の発言を巡って訴えられた訴訟の費用が、補正予算案に含まれていることに議論が集中した。まず、訴状を受け取ってから、議会に報告するまでに1か月以上経過していたため、議会側が「報告が遅い」と強く反発。さらに訴訟費用について、奥田市長は「裁判が終わった時点で精算し、自己負担する」と説明したが、「裁判が長引けばどうするのか」との質問には「裁判は勝つと思うし、長引かない」とかたくなに繰り返した。

 議会側は「責任を感じているなら結果を待たず給与を減額すべき」と追及。議論が平行線をたどる中、奥田市長が「1審で負けたら市長職を辞する」と述べ、市議が「そんなことで軽々しく辞する職ではない」といさめる場面もあった。

 毎回繰り返される対立に、市議から不信任を検討する声も出ているが、奥田市長は「今の状態を続けるわけにいかないが、やり方を変えるつもりはなく、不信任も受けて立つ」と話す。

 同市の状況について、三重大人文学部の児玉克哉教授は「根回しと情報共有は違う。いきなり議会で説明されても理解できない。市長は意見交換し、反対の理由について考える必要がある」と指摘する。互いに理解し合ったうえで市民の協力を得なければ、市政は行き詰まるだろう。

(田口詠子)

(2008年11月12日 読売新聞)
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/eye/eye081112_1.htm


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