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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3170チバQ:2012/08/19(日) 18:03:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1341320286873_02/news/20120704-OYT8T01445.htm
検証 川勝県政
「活官僚」失速ぎみ

自民過半数、施策撤回も


県議会本会議場には、川勝知事(右手前)が提唱して作製した「サムライ・シャツ」を着た県幹部が並んだ(6月定例会で)  川勝県政を理解するキーワードの一つは、知事が繰り返し言っている「脱官僚から活官僚」。民主党政権が政治主導で脱官僚を唱えたのに対し、官僚を使うことで施策実現を目指すというものだ。

     ◇

 就任後は自分の考え通り、空港部、知事退職金を廃止する条例を県議会で可決させた。県幹部職員の再就職(天下り)状況の公表に踏み切り、日本航空(JAL)に運航支援金を支払わない方針を打ち出した。

 自ら「富士山の日」と決めた2011年2月23日には、1人の女性が産む子どもの数に近い合計特殊出生率を、10年後に2(09年は1・43)とするなど、無謀な目標値を掲げた新しい県総合計画を公表し、「ふじのくにづくり」のスタートを高らかに宣言した。

 その一方、知事と政策論議をしようとする幹部を更迭する非情さも見せた。11年3月に発表された県幹部人事では、定年まで残り1年だった石川俊一健康福祉部長が出納局長に「飛ばされた」(民主党県議)。当時の県首脳は「石川部長は知事と議論してしまうから。知事は職員とは議論しない」と更迭の理由を説明した。

     ◇

 順調に見えた川勝県政も、11年4月の県議選で自民党が過半数を回復すると変調を来してきた。知事与党である民主党系会派の勢力が後退し、議会運営が厳しくなったためだ。

 開票日翌日の定例記者会見で、知事は突然、「今、3人目の副知事を考えております」と切り出した。副知事は最重要人事案件とされる。しかも、県議会の同意が必要だ。県議選以前なら実現できたかもしれないが、県議会の反発で撤回に追い込まれた。

 12年度の予算編成では、肝いりで始めた「家・庭一体の住まい」のモデル住宅団地建設が、自民党の反対で白紙撤回に追い込まれた。予算編成過程で、知事が自民党を説得する場面は見られず、県幹部による調整だけでは限界があることを露呈した。

     ◇

 相次ぐ教員不祥事を受けて設置した「教育行政のあり方検討会」は、当初は「教育委員会の存廃を含めて議論していく」予定だったが、「教育行政の実態を県民にさらす」ものになるなど、実現はしたが看板倒れとなった施策もある。

 ある県幹部は「県職員は、本当に県民のためになるのか、すべての可能性を検討して施策を考えるべきなのに、現状は『知事が言っているから』で通ってしまう。それで、結果について責任が問われないから気楽だ。県職員の立案能力が低下しないか心配だ」と指摘する。

(2012年7月5日 読売新聞)


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