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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3159チバQ:2012/08/16(木) 20:02:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1288884205816_02/news/20101105-OYT8T01270.htm
<2>公共交通 充実が課題

通学手段としても重要な役割を果たしている区バス(5日午前7時、田上町のJR田上駅前で) 2007年の政令市移行・区制導入に伴い市が設けた「区バス」。編入合併で新潟市となった各地域の一体感を醸成しようと、中央区を除く7区で、実験も含め運行を開始した。各区役所を核とするルートを設定し、民間が不採算で撤退したルートも加えた。

 区が民間に委託し、運行経費から収入を差し引いた額を支払う。ただし、経費の3割を運賃や広告などの収入で賄い切れなくなった場合は、運行を打ち切る。

 廃止の瀬戸際にある路線を抱える南区は、市内で唯一、鉄道駅がなく、バスの重要性が高い。「全市一律で3割以上の収入を求めるのは納得できない」「新潟駅―古町間は100円バスが運行された。我々も新潟市民なのに不公平だ」。自治協議会の区バス・住民バス検討部会では会議の度、委員から不満が噴出する。

 路線と便数は限られ、東部コースの運行は朝1本、夕2本。最終バスは午後6時半に、南区に隣接する田上町のJR田上駅を出る。南区茨曽根の農業、長崎一仁さん(54)は、「高校生の長男が通学に利用していたが、この時間では部活はとてもできないので、16歳になってからはバイク通学している」と不満を漏らす。

 今春、南区と北区、西区の計4路線が、収入が経費の2割を割り、廃止。西区の1路線は「もともと需要がなく見込み違いだった」(市幹部)が、残り3路線は存続を求める声が多く、住民らの負担に切り替えるなどして運行が継続されることに。公共交通運営の難しさが浮き彫りとなった。

 一方、市中心部では、公共交通を高齢者など交通弱者の移動手段としてどう充実させるか、また、車依存度が高い中、公共交通の利用者をどう増やし、にぎわい創出にどうつなげるかも、重要なテーマだ。

 8月に発足した検討委員会(委員長=中村文彦・横浜国立大教授)では、高齢者が利用しやすい段差のない車体の導入や、次世代型路面電車、小型モノレールなどについて議論している。

 新潟市の交通事情に詳しい中村教授は、「区バスの運営は全市的な収支の中でやりくりすべきで、車両小型化の選択肢もある。また、都市部で公共交通の質を高めれば、車依存や、外出が少ない市民の利用を増やすことができる」と指摘する。

 周辺部と中心部で異なる課題を抱える公共交通政策。超高齢社会をにらみ、車がなくても移動に便利な街をいかに作るかが、焦点となっている。

(2010年11月6日 読売新聞)


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