したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3122チバQ:2012/07/13(金) 22:11:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120713-OYT8T00058.htm?from=popin
〔小浜市の課題〕<下>「旧旭座」観光活用 財政の壁厚く

旧旭座の内部を視察する市議ら。移築費などを巡り、様々な意見が出ている(2011年12月15日撮影) 小浜市小浜住吉にある明治時代の芝居小屋「旧旭座」。かつて全国に3000以上あったとされる芝居小屋も今では30ほどに減っているといい、歴史と文化、食で売り出す小浜にとって貴重な文化遺産だ。市は旧旭座を市中心部の商業施設跡地に移築して観光振興につなげる計画を進めているが、その費用などを巡って暗礁に乗り上げている。

 旧旭座は1910年の建築で木造平屋約300平方メートル。桟敷席などが残り、保存状態はいい。

 市はこの建物を、同市小浜白鬚にある約4000平方メートルの空き地に移築することを考えた。かつてここには再開発ビル「つばき回廊」の商業棟があった。しかし、核テナントの西友は2004年に撤退、建物は解体され、最近2年間は更地となっている。

 市側は、旧旭座の建物にカフェなどを併設して多目的施設にすれば、にぎわいを取り戻せると考え、14年度にオープンする目算だった。

 市によると、小浜を訪れた観光客数は08年の183万人がピーク。小浜を舞台にしたNHKドラマ「ちりとてちん」の影響だ。しかし、10年には134万人に落ち込んだ。11年は舞鶴若狭自動車道小浜インターチェンジ(IC)の開業で141万人とやや盛り返したが、同自動車道は14年度に敦賀市まで延伸し北陸自動車道につながる。市の担当者は「小浜が通過点になるおそれがある。旧旭座を活用して客を呼び込みたい」と話す。

 ただ、大きな足かせとなっているのが約2億4000万円という巨額の移築費だ。市は維持管理費も赤字を見込んでおり、市議からは「財政難の今、優先すべき事業なのか」「イベント施設は他にもあり、共倒れになるのでは」と疑問の声が相次いだ。

 市は今年度から旧旭座の土地や建物を借りる予定だったが、活用の方法や移転先が定まらず、地元住民でつくる「旭座再生の会」が当面、旧旭座を借り受けることになった。

 同会は旧旭座でジャズ演奏会を開くなどして保存の必要性を訴えてきた。川端紀史会長は「港町・小浜の繁栄を伝える近代文化の象徴。協力は惜しまない」と前向きだ。しかし、旧旭座は現在、住宅地にあり、人を呼び込むには、駐車場を備えた場所への移築が現実的で、市の力は欠かせない。

 貴重な文化遺産をどう生かすのか、穴の空いた一等地をどう再生するのか。決断の時期が迫っている。(この連載は熱田純一が担当しました)

(2012年7月13日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板