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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3094チバQ:2012/06/06(水) 21:11:03
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001206060002
常滑市 再生計画狂う
2012年06月06日


りんくう地区にある名鉄りんくう常滑駅。駅前はいまだに空き地が広がる=常滑市

●震災・洪水で税収減・支出増


 東海の空の玄関、中部空港を抱える常滑市が巨額の借金にあえいでいる。市は2年前に財政の再生計画をつくり、悪化を防ごうとしたが、早くも計画に狂いが出ている。
 市職員の年収を平均68万円削減、緊急性のない「箱もの」建設凍結、下水道整備の縮小、一部の幼稚園・保育園の統廃合と民営化――。市は2010年、次年度からの3年間で計30億円の財源不足に直面し、「行財政再生プラン」で大幅な歳出抑制を打ち出した。再生プランでは、今年度は一般会計で3億4800万円の余剰金をつくるはずだった。


【「将来負担」最悪レベル】


 ところが今年度は実際、当初予算では逆に2億円の財源不足となり、自治体の貯金にあたる財政調整基金7億円から取り崩す。
 見込み違いの原因は、市内に三つある工場団地が東日本大震災やタイでの洪水の影響を受け、市民税収入がプランから約1億円減ったこと。一方で、国の方針変更で日本脳炎の予防接種対象者が増えたことや震災を受けて保育園の耐震補強を早めたことなどで、支出が5億円も増加した。
 自治体の財政規模に対して将来負担する借金総額の割合を示す「将来負担比率」で見ると、10年度決算で常滑市は名古屋市を除く県内市町村の中でワーストの206・7%。老朽化した市民病院の新築も予定しているため、将来負担比率は14年度には241・1%にまで増える見込みだ。
 総務省によると、10年度の全国の市区町村の平均値は79・7%。この値が350%を超えると、財政破綻(はたん)寸前とされる早期健全化団体となる。


●競艇・企業進出不振


 常滑市はかつて競艇事業で、最高約57億円の一般会計への繰り入れがあった。しかし、近年の公営ギャンブル不振で競艇収入が激減。中部空港の開港で期待した企業立地でも、空港対岸の「りんくう地区」の大半が空き地のままで、税収は伸び悩んでいる。同じ国際空港を持つ大阪府泉佐野市は関西空港による街おこしに失敗し、市名の売却案まで浮上している。
 しかし、常滑市の竹内洋一総務課長は「なんとか(財政調整)基金でやりくりできる範囲内」と言う。中部空港開港時、常滑市はバブル崩壊で空港周辺の開発に失敗した泉佐野市の二の舞いになるまいと、何度も現地視察に出かけた。当初は甘く見積もっていた空港関連収入を厳しく査定し直してあると説明する。


【市長は楽観視 明るい話題も】


 明るい話題もないわけではない。りんくう地区ではめんたいこ加工工場の開業が決まり、開業延期が続いていた大型商業施設「イオンモール」も14年に開業予定だ。15年からはこれらの施設に課税が見込めるほか、人口も増えている。
 片岡憲彦市長は話す。
 「15年からは将来負担比率も減る見込み。常滑の名を売るようなことは絶対ありません」(加藤勇介)


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