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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3087チバQ:2012/06/02(土) 19:31:16
>>3084
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001206020002
再燃 政争の町 智頭町長選を追う
2012年06月02日


智頭の街並みに候補者のポスターが並ぶ=智頭町智頭

 今からおよそ10年前。智頭町は真っ二つに分かれ、大揺れに揺れた。鳥取市との合併か、単独町政の維持か――。激しい非難合戦も生んだ対立が、5月29日に告示された町長選にも禍根を残している。


 町長選に立候補しているのは、前町長の織田洋氏(65)と、現職の寺谷誠一郎氏(68)。三つどもえだった4年前、両氏の差は約560票だった。


 JR智頭駅からほど近いある喫茶店。ナポリタンを頼むと、熱した鉄板にオレンジ色の柔らかな麺が盛られ、生卵が落とされていた。1975年にオープンした昔ながらのこの店は、町長選に立候補した2陣営の双方が利用する。


 入ってくる客によって、話の内容が大きくうねる。一方の候補者の批判が渦巻いたかと思えば、孫の話になり、最後は自分が推す候補者の賛美になる。あうんの呼吸で、客の顔ぶれに応じた話題にスッと変わる。


 経営者の女性(62)が、奥まった個室に手招きした。「智頭の人は選挙になると血が騒ぐんですよ」


 過去3回の町長選の投票率も、軒並み8割を超える。どうして智頭は、ここまで熱いのか。町を回って聞くと、「分限者(ぶ・げん・しゃ)って言葉を知ってますか?」と自営業の女性(58)に逆に尋ねられた。


 資産家の意味で、智頭では今でも普通に使われるというこの言葉。地主・山持ちが分限者だった智頭では、地代のことを、年貢と言うこともあるという。当時の分限者勢とそれに反発する勢力の構図が今も残る、と見る向きもある。


 そんな智頭であった直近の大きな対立が、鳥取市との合併問題だった。


 織田、寺谷の両氏は、対立の象徴的な人物だ。合併問題を巡り、03年と04年に2度行われた住民投票は、いずれも僅差(きん・さ)で「合併」だったが、当時町長で単独派だった寺谷氏はそれを受けて辞職。代わって町政を担ったのが合併推進派の織田氏だった。しかし、町議会は単独を選び、合併は立ち消えになった。


 今回の選挙戦では、表だって合併問題が蒸し返されているわけではない。大方の町民も「合併ではなく、単独を維持して良かった」と話す。それでもなお、激しい選挙戦を繰り広げている2陣営は旧合併派と旧単独派と驚くほど重なる。


 駅前の喫茶店を営む女性は「普段は表に出さなくても、選挙だと合併と単独の時のしこりが出てしまっている」と話す。(中崎太郎)


◆減る人口 歳入減


 苦しい状況の中で、手堅い財政運営を進めてきた智頭町だが、農林業の衰退や人口減少など町の「尻すぼみ」状態が続く。


 この10年、病院が入った施設などの大型事業のツケがたたり、収入に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は2007年度決算で18%を超え、起債に県の許可が必要になった。その後、公共事業の大幅抑制など財政再建を進めた結果、10年度の実質公債費比率は14・6%に改善。03年度決算で70億円を超えた地方債残高は、10年度は47億7千万円に減った。貯金にあたる基金も10年前の倍近くの約20億円になった。


 しかし、税収を支える人口の減少には歯止めがかからない。95年の国勢調査では約1万人だったが、10年には7718人。この10年間でも2割近く減少した。昨年度に生まれた新生児は38人。10年に7億5千万円あった地方税は、14年には6億9千万円になると見込む。


 町総務課の担当者は「歳出を削減しても、人口減少による歳入減に明るい展望はない。規模が縮小していく状況を変えるのは難しい」と話す。(佐藤常敬)



◆あす投開票


 智頭町長選は3日に投票、即日開票される。立候補しているのは、いずれも無所属で、前町長の織田洋氏(65)、現職の寺谷誠一郎氏(68)。


 投票は3日午前7時から午後8時まで、町内7カ所の投票所で受け付ける。開票は同日午後8時45分から同町智頭の町総合センターで始まる予定。3月2日現在の有権者数は6909人。


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