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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3022チバQ:2012/04/08(日) 20:07:39
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001204070001
御前崎市の選択 交付金細り将来見えず
2012年04月07日


浜岡原発4号機を受け入れた交付金で建てられた図書館。住民1人当たりの図書購入費は県内トップだ=御前崎市池新田

 「原発の交付金が減った。裕福な時期に手厚く補助していた事業もチェックし削ったが、他市でもやっていることがわかった」
 3月21日、御前崎市議会の最終日。石原茂雄市長は審議が終わった予算案を修正し、削りすぎた福祉関係の費用を復活した。
 「財政危機」が生んだ異例の事態だった。
 福島第一原発事故の影響で、浜岡原発に対する国の電源立地地域対策交付金の一部約9億円が見込めなくなった。一般会計予算は160億5千万円となり、昨年度に比べて7億3千万円(4・4%)減少の緊縮予算を余儀なくされた。
      ■
 市中心部に、ひときわ目立つ高い建物がある。
 市立図書館「アスパル」。1993年に開館し、床面積約3500平方メートルと広々としたフロアに25万冊の蔵書が並ぶ。建設費10億円のほとんどを、4号機増設の交付金で賄った。
 1人当たりの図書購入費が県内23市でトップだが、今年度は2千万円から1700万円に削られた。
 1号機が営業運転した75年度から2010年度までに、国と県からの原発に対する交付金は、456億円に上る。原発の固定資産税も含めると、市の収入の4割前後を占める。この潤沢な予算で図書館、総合運動場、市民会館、病院、市民プールが次々に造られた。
 昨年5月に、浜岡原発が全炉停止となり、国と県からの交付金は昨年度から35%も減った。固定資産税も毎年約3億円ずつ減収する見通しだ。
 原発は止まっても、交付金でつくられた施設の維持費は続く。10年度は、11億円近い交付金から光熱費や人件費などに約9億4千万円の「原発マネー」が充てられた。新たなハコモノは、当面難しい。
 地域経済に暗い影が落ち始めているという危機意識は、8日告示される市長選に立候補を予定する3人に共通する。「原発に頼らないまちづくり」を掲げる。
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 浜岡原発から約3キロにある市立御前崎総合病院は、医師不足に悩む。
 1986年に完成した。増築を含む建設費約47億円のうち29億円余が3号機と4号機増設の交付金だ。
 97年に30人以上いた常勤医はいま16人。3月に外科医師が4人から3人に減った。産科医師が不在で出産はできなくなっている。
 「医師の家族が怖がるという話はよく聞く。原発は、医師が来ることにプラス材料にはならない」。小田靖弘事務部長は、ため息をつく。
 原発でつくった病院が、原発があるから十分なサービスができない。まちづくりの将来は、見えていない。(黒田壮吉、竹田和敏)


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