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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2966チバQ:2012/03/03(土) 10:38:37

http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001202280001
ガク都の行方(上)松本城周辺整備
2012年02月28日

 「松本城を中心としたまちづくりを進めることは、中心市街地のみならず、市全体に様々な優れた効果を及ぼす」
 13日開会の松本市2月議会。菅谷昭市長は議案の提案説明で、新年度から重点的に取り組みたい施策に触れた。その中で、1番目に挙げたのが「城下町松本の再生」だった。


「松本城中央公園整備計画」として外堀復元の基本方針が確定したのは1977年。外堀復元の対象の土地にはすでに住宅などが立ち並び、事業化は足踏み状態が続いた。だが、市制100周年を迎えた2007年、菅谷市長は事業化の方針を打ち出した。市の青写真では、南・西側の外堀を復元し、幕末期の姿に戻すことで、観光客誘致につなげる。さらに周辺の市道整備などで、災害時の避難空間としての松本城公園の活用や輸送経路を確保するなど、防災面での強化も狙う。


 しかし総事業費は、試算で約80億〜100億円。外堀復元の対象地域は約1万2千平方メートルに及ぶ。事業実現のためには、地域内にある「二ノ丸町会」の住民など約100戸の移転が必要となる。


    ◇


 市は昨年5月から約半年間かけて、土地の所有者ら163人(126戸)を対象にした意向調査を実施した。
 その結果、「条件が整えば協力できる」が81・6%。市松本城周辺整備課は「ある程度の理解が進んだと判断した」と捉える。


 しかし、「事業に反対」などの理由で「協力できない」とした対象者も30人いた。賛成とした人でも、「補償内容の提示」「代替地の希望」といった条件を前提にする人もいる。必ずしももろ手を挙げての賛成とはなっていない。
 住民たちの戸惑いの一因となっているのが、整備スケジュールの不透明さだ。住民への配布資料には、地元の合意形成や測量・設計、用地買収・建物補償、発掘調査などを示した工程表が記されている。


 だが、12年度以降は、年度ごとの目標が明確ではない。市によると、住民との話し合いや、埋蔵文化財の調査に果たしてどのくらいの時間が必要なのか、はっきりしないためだという。


    ◇


 事業の趣旨は理解しながらも、住民の中には、移転先がどこになるのかという不安や、一つの町会が消えてしまうことに、割り切れない思いもある。ある住民は「具体的なことが何も決まっていない。先が見えない」。市は住民への説明会を重ねてきたが、別の住民は「大事業なのだから市長からの説明が欲しかった」と話す。


 松本城の世界遺産を目指す市民団体「松本古城会」の遠藤伝事務局長は「住んでいる人たちと円満に解決して、復元を進めてほしい」と期待する。
 「(整備完了まで)最低でも10年はかかる」(市松本城周辺整備課)という大事業は、2月下旬から移転対象家屋の用地測量が始まった。
 住民の不安解消について、菅谷市長は「慎重に対応しながら、最後は私が出向いて話し合うことになる」と話す。
(田中正一)


    □


 「学都・岳都・楽都」として知られる松本市。菅谷市長は、そのまちづくりには市民の力が欠かせないとする。では、市民側は次期市長に何を求めているのか。市政の課題は何か。3月4日告示の市長選を前に点検する。


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