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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2949チバQ:2012/02/18(土) 21:47:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1288276400027_02/news/20101030-OYT8T00123.htm
どうなる81万新潟
<下>人口減でも魅力ある市へ


「水と土」を新たなシンボルに、新潟の魅力をアートで発信しようと企画された芸術祭の作品内覧会(昨年7月、新潟市中央区の旧斎藤家夏の別邸で)  本州日本海側初の政令市として「北東アジアの拠点」を目指す新潟市。だが、その力強いイメージとは裏腹に、人口は先細り気味だ。5年後には80万人を割り、10年後には78万人に――。市が9月にまとめた人口推計で、こんな数字が示された。

 定住人口の減少を予測してきた市長の篠田昭氏(62)は、折にふれて「(新潟市を訪れる)交流人口を増やすことが、活性化には欠かせない」と重要性を強調。そこで市が新たに打ち出した都市イメージが「水と土」だった。

 旧新潟市は「湊町」「水の都」といった、海辺の街らしい情緒あふれる愛称で呼ばれた。しかし、周辺13市町村を編入してからは、広大な美田を擁することとなり、これらを包括するイメージが求められた。

 それを前面に打ち出したのが、昨年7〜12月開催の「水と土の芸術祭」。歴史や文化を掘り起こし、新潟市の魅力をアートの力で内外に発信しようと、「政令市への飛躍の意味を込めて、市長がリーダーシップを発揮して提唱した」と市幹部は解説する。

 準備不足を懸念されながらも、十日町市などで開かれた「大地の芸術祭」や、JRによる観光運動「新潟デスティネーションキャンペーン」、NHK大河ドラマ「天地人」の放映、新潟国体が追い風となり、目標を20万人上回る約55万人が市内各地を訪れた。

 「天地人」の舞台の一つ、天神山城跡がある岩室温泉は活況を呈した。中越沖地震の風評被害で落ち込んでいた客足が戻り、地元の観光協会会長の岡崎昭さん(72)は、「市が率先してPRしてくれたので震災前の水準に戻った。岩室村だったら、できなかったのでは」と喜ぶ。

 ただ、市によると、全体では、宿泊や飲食、物販などに表れた経済効果は、当初見込み(27億円)の半分以下の12億5000万円にとどまった。また、来場者のうち、7割以上が市内在住者だった。

 市議などの間では、「市民が、それまで知らなかった市域に足を運んだことで、一体感の醸成につながった」という意見がある一方、「かつての『水の都』などに象徴されるイメージと比べ、新潟市らしさがどこにあるのか、分かりにくくなった」いう否定的な見方もある。

 民間の「ブランド総合研究所」(東京都)が今年9月に発表した「地域ブランド調査」の魅力度では、新潟市は全国163位、19政令市のうち15番目だった。ある大手旅行会社の新潟担当者は、「新潟市は、都会と田舎の境目がわかりづらく、中途半端でどちらに焦点をあてるか、旅行のテーマ設定が難しい。ほかの都市と差別化したものを磨いていく必要がある」と苦慮する。

 14年度末に北陸新幹線(長野―金沢間)の開業が迫り、上越新幹線の減便も懸念される中、篠田氏は、「水と土の芸術祭」の開催継続や、新潟駅連続立体交差の実現などをテコに、外からさらに活気を呼び込もうと考える。

 一方、市長選立候補を表明している石口徳夫氏(60)は、「交流人口に視点を置いた政策そのものが疑問」とし、「そのための費用を、農産物の品種改良や、工業製品の販路拡大の支援など、産業振興に充てるべきだ」と訴える。

 都市間競争に埋没しない、存在感ある新潟市をどうつくっていくか――。選挙戦を通じて、活発な議論が期待される。(渡辺光彦、小森有希子が担当しました)

(2010年10月30日 読売新聞)


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