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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2693チバQ:2011/07/15(金) 20:53:24
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001107090001
川勝県政 折り返し(下) 問われる震災後
2011年07月09日


 県庁5階の知事室に7日、県経営者協会の岩崎清悟会長ら役員4人が川勝平太知事を訪ねた。


 「このままだと空洞化が進む。産業が出て行かないように、地域に根づかせるような対策が必要だ」


 国が地域を指定して規制緩和や財政支援する「総合特区制度」。秋に向かって他県との指定争いが激化する。その前に、県の提案に注文をつけた。


 「震災まではすべて順調だった」。知事室を出た鈴与の早川巌副社長が言った。2008年9月のリーマン・ショックから、ようやく回復の兆しが見えていた矢先だった。


 3月11日の東日本大震災以降、県の雇用情勢は悪化している。求人倍率は4、5月と2カ月連続の低下。他県より影響は大きく、全国順位は3月の26位から5月には35位まで下がった。


 新宅友穂・静岡労働局長は「製造業中心の本県の産業構造が、全国より深刻な状況を招いている」として、雇用対策の必要性を強調する。静岡経済研究所の中嶋寿志専務理事は「自動車だけに頼らない、新たな物作りを発展させていく必要がある」と訴える。


 連合静岡には最近、「仕事が見つからない」といった深刻な相談が相次ぐ。若い人も多いという。


 ■「理想郷」の姿は


 2年前の知事選で、連合静岡は川勝氏を支援した。自民党政権の末期、政治、経済ともに閉塞(へいそく)感が漂っていた。「日本の理想郷を静岡に」という川勝氏の訴えは新鮮だった。


 連合静岡の吉岡秀規会長は「『ふじのくに』というフレーズで、新しい静岡を県民に発信している」と評価する。一方で、「『3・11』が起きる前と、起きた後に描く絵がどう違うのかを示す必要がある」と感じている。


 浜岡原発の全炉停止、原発周辺の企業移転の動き、お茶の放射能問題。未曽有の災害の影響はいまだ続く。その中で、知事が訴えてきた「理想郷」はどんな姿になるのか。


 震災後、川勝知事は新エネルギー政策に力を入れる。県内の耕作放棄地約1万2千ヘクタールに太陽光パネルを設置すると訴える。ソフトバンクの孫正義社長が提唱する自然エネルギー協議会へも参加する意向だ。


 吉岡会長は「この静岡をどうしていきたいのか。自然エネルギーは静岡を支える産業になるのか。雇用を創出できるのか。正直、まだわからない」と話す。


 ■「浜岡」次の争点に


 1日の県議会一般質問。質問に立った天野進吾県議(自民改革会議)は、川勝知事が進める静岡空港を核に茶産業の活性化を目指す「空港ティーガーデンシティー構想」を皮肉った。


 「構想が完成した折、展望デッキ周辺の森に新たな閑古鳥が鳴くことにならないか、はなはだ心配だ」


 外国客誘致のため、トップセールスを繰り返す川勝知事。しかし、震災の後、空港の利用者は落ち込んだままだ。


 天野県議は、川勝知事の積極性を評価しつつ、「もう一呼吸、胃袋で味わってほしい。のどで消化している」と例えた。素早くのみ込まず、課題を十分に消化して判断してほしい、との思いだ。


 静岡大学の日詰一幸教授(行政学)は、浜岡原発への対応に注目する。


 「運転再開には、周辺住民や自治体、県民、企業など様々な思いがある。輻輳(ふくそう)した問題にはスピード感とともに、意見の調整や議論が必要。それがないと、独りよがりになってしまう。運転再開は次の知事選の争点になる」(大久保泰)


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