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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

268千葉9区:2009/02/26(木) 21:46:54
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/090226_6.htm
相乗り執着、「筋書き」総崩れ ――迷走の果て 名古屋市長選(中)

 今年1月初旬の夜、民主党市議団幹部の携帯電話が鳴った。自民党愛知県連の幹部からだった。

 「なるべく早く民主をまとめてほしい。決まったら、私に伝えてほしい」

 知事選や政令市長選で自民との相乗りを原則禁じられている民主に先に候補を選んでもらい、後から「自民も推薦したい」と持ちかける。これが自民幹部の筋書きだった。

 一方の民主も、昨年11月、まず市教委幹部の擁立に動いた際、水面下で自民側に相乗りを打診した。自民は「労働組合色が強すぎる」と反発、12月初旬に記者会見で「推薦できない」と表明した。それでも、民主市議団幹部は「自民は独自には立てられない。最終的には乗ってくる」と見込み、自民側は「うちも乗れる別の候補を出してくれる」と相乗りをもくろんでいた。

 その後、民主の候補として、衆院議員の河村たかし氏(60)と元愛知県弁護士会副会長の伊藤邦彦氏(55)が浮上。河村氏には乗れず、伊藤氏も自民、公明の推薦を拒んだことで、自民はようやく本気で独自候補を探し始めた。

 「ボタンの掛け違いがすべて。総選挙もあるから相乗りなんて言っていられないはずなのに、どちらも相乗りに執着してぐちゃぐちゃになった」。市幹部は両党の動きをこう分析する。



 市長選では共産党を除く主要会派が同じ候補を推す「相乗り」が続いてきた。1981年の市長選以降、国政で与野党がどんなに争っていても、名古屋市長選で対決することはなかった。

 民主党市議団幹部は、自公と激突して敗れた2年前の知事選を引き合いに出す。「一致団結しないと市政は運営できない。県議会で民主は冷や飯を食わされている」。一方、自民党県連幹部も「オール与党の自治体運営は安定し、住民が安心できる」と強調する。

 かつては、主要会派の幹部が集まって候補者を決めていた。それぞれが手を取り合い、自分たちの言うことを聞いてくれる市長を選ぼうという思惑だ。今回も中央でどんなに自民、民主の対決ムードが高まっても、これまで通り「国は国、地方は地方」という論理が通用すると考えていた。



 1月中旬、自民党は独自候補擁立にかじを切った。タレントや大学教授、弁護士らの名が挙がったが、いずれも実現性は乏しかった。「誰も“ガチンコ”の市長選を戦ったことがない。民主の出方を待つうちに時間がなくなってしまった」(自民中堅市議)。結局、市民派を掲げて出馬表明した元中部経産局長の細川昌彦氏(54)の支援を決めた。

 6回続けて独自候補を擁立し、今回も愛知県商工団体連合会会長の太田義郎氏(65)を推す共産党市議団の江上博之幹事長は、「次期総選挙への影響を考えて相乗りを避けただけ。政局重視で、市民を見ていない」と自民、民主両党を批判する。

 染み着いた相乗り体質から抜けきれなかった自民、民主両党は、当初思い描いたものとは異なる構図で、選挙戦に臨む。



(2009年2月26日 読売新聞)


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