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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2656チバQ:2011/06/19(日) 20:57:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1302791514069_02/news/20110414-OYT8T01153.htm
あわら市の課題 2011市長選を前に

観光復活市、旅館連携を



「誘致努力足りなかった」


観光客減に悩むあわら温泉の温泉街(あわら市内で) 「旅行を設定できる状況じゃない」「放射線の影響を心配する声が強い」

 東日本大震災の直後、関西の奥座敷とされる「あわら温泉」の旅館「グランディア芳泉」に、旅行会社からの電話が相次いだ。12日までに約3000人がキャンセル。このうち、約700人が中国や台湾などの観光客だった。医療観光など海外からの観光客に活路を見いだしていただけに、山口賢司専務(46)は「海外で不安が広がっている。福井は安全なのに……」と唇をかんだ。

 あわら市によると、市内の主要旅館13軒の震災後のキャンセルは12日までに約2万3000人。4月の宿泊者数は昨年の3割減を見込み、観光関係者に危機感が広がる。

        ◇

 あわら温泉は1883年に開湯。1950年代には芸妓(げいぎ)約250人がにぎわす温泉街となり、80年代には約70軒の旅館やホテルが客をもてなした。しかし、宿泊者数は91年の136万5000人をピークに経済不況やレジャーの多様化などで2010年は78万5000人と激減、宿泊施設も30軒に減った。昨年12月には創業127年を誇る旅館「角惣(かどそう)」が、負債約2億8800万円で自己破産した。

 とはいえ、市によると、2010年の宿泊者数から推計した観光産業の売上高は140億円に上り、市の主要産業だ。

        ◇

 「観光に元気がない。てこ入れをしていかないと」

 立候補の意向を示している橋本達也市長は2月25日、市役所で記者会見した際、今後の市の課題を問われ、そう強調した。

 市は、05年から観光政策に力を入れてきた。民間のノウハウを取り入れようと旅行会社と連携、06年には商工会の若手メンバーらでつくる民間団体「あわら湯けむり創生塾」も結成された。同塾は「湯めぐり手形」発行や、温泉街近くにそばやおでんなどの屋台約10軒が並ぶ屋台村「湯けむり横丁」をオープンさせるなど精力的に活動。市観光協会も昨年4月に社団法人となり、同9月には市内を発着地とするオリジナルのツアー企画に乗り出した。だが、観光客減に歯止めがかからない。

 「黙っていても温泉に客が来る時代は終わった。これまで観光客誘致に向けた努力が足りなかった」。市観光協会事務局長の西文雄さん(56)は指摘する。別の観光関係者からも「旅館も、市も、周辺自治体もみんなばらばらだった。互いに連携し、一緒に発展する道を探るべきだ」との声が上がる。

 市観光協会では今年3月、市の案内パンフレットを刷新、県立恐竜博物館や石川県加賀市の温泉地など、市外の観光情報を初めて豊富に盛り込んだ。県と石川県、市で取り組む「越前加賀広域観光推進協議会」も昨年設立された。

 観光復活のキーワードは〈市民の連携と広域観光〉だ。あわらの魅力を創出できるか否かは市のリーダーシップにかかっている。

        ◇

 あわら市長選は、橋本市長が立候補を表明したが、今のところ、対立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。(久米浩之)

 <メモ> 前回の市長選 2007年のあわら市長選は、芦原、金津の両町合併に伴う二つの中学校統合問題を争点に一騎打ちとなり、統合反対の橋本達也市長が、統合賛成の前市長を破って当選。公約通り、市の財政負担が少ない合併特例債を活用するなどして両中学校の改修を進め、今年3月に完了した。

(2011年4月15日 読売新聞)


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