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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

212千葉9区:2009/02/08(日) 12:46:42
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000450902040001
「相乗り慣れ」 候補定まらず
2009年02月04日

●「戦い方忘れた」の声


 告示日まで2カ月余に迫りながら、民主、自民の両党とも推薦候補を固めきれずにいる名古屋市長選。長年の相乗り選挙に慣れてしまい、「市議団はガチンコの戦い方を忘れてしまっている」との声が周辺から漏れる。81年から続く与野党第1党をはじめとする相乗りの構図は、東京や大阪など6大都市の中でも最長記録だ。


 議員にとって相乗りを続け、与党であるメリットは、影響力とポスト、そして選挙費用の節約だ。相乗りが始まったのは革新市政だった本山政雄市長の終盤。それまでは、保守系議員にとって行政側に声が届きにくく、議会運営で紛糾することもままあった。
 だが、相乗り体制が確立すると、各会派は定期的に議長ポストや委員長ポストなどを分け合うようになる。ある市議は「おかげで会派同士の対立も少ない」と利点を語る。ただ、それは同時に行政と議会の緊張関係が薄れることも意味する。
 名古屋市では、裏金問題でも議会のチェック機能はまともに働いていなかった。03年には市の発注事業をめぐり、市議があっせん収賄容疑で逮捕される事件も起きた。
 こうした「なれ合い」とも言える関係を長年続けてきた結果、選挙を真正面から戦う気力も低下。それが今の混乱の背景にある。
 民主党市議団が1月29日に開いた団総会。党県連が推薦を決めた元愛知県弁護士会副会長の伊藤邦彦氏(55)を招いての会議の議題の一つは、市長選の選挙費用だった。
 結論は、伊藤氏と市議団で選挙費用を分担する方向でまとまったが、出席した市議の一人は「市議が負担するなんて、とても受け入れられない」と不満を隠さなかった。
 相乗りなら選挙戦も激しくなく、協力して資金を集めればいいが、対決型ではそうもいかない。市長選には、新顔候補であれば1億円前後の費用が必要になるという。
 市幹部によると、現職の松原武久市長の後援会組織には、現在数千万円が残っており、自民、公明、民主の相乗り候補が擁立されれば、この資金が引き継げるという。松原市長も前任の西尾武喜市長の組織を受け継いだ。
 だが、伊藤氏は民主市議団が中心に擁立した候補だ。同党関係者は「市長選では党からの金はほとんど出ない。独自候補の選挙をやっていない市議団は、選挙資金の作り方もちゃんと知らないから慌てている」と指摘する。
 一方で自民の候補者選びも進んでいない。2日、自民党愛知県連幹部と市議団幹部が県連内で市長選の対応について話し合ったが、「今後、市議団長に一任を取り付けてから決める」と決まっただけだった。候補として芸能人や元県議の名前も挙がるが、市議の中には、いまだに相乗りを模索する声もくすぶる。
 県連幹部は「市議団は今まで相乗りばかりで自らが主導権を握った事が無いから、誰も責任を持って決められない」と話す。


●改革・挑戦意欲そぐ


 児玉克哉三重大教授(社会学)の話 相乗りでなら、どの会派の市議も与党として、予算を地元に配分するパイプになれる。議員に居心地のよい仕組みだ。だが、皆の合意の上に立つ首長に思いきった改革は難しい。市議団や政党は、都合のいい人材ばかりを探し、市民にとって本当に有為な人材の育成を怠ってきた。結果の見える選挙が長年続けば、市民もしらけ、挑戦する意欲もそぐ。名古屋市長選をめぐる推薦候補選びの混乱の背景には、長年の相乗りによる市議団・政党の機能不全もあるだろう。


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