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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2060名無しさん:2011/02/10(木) 16:39:11
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001102100005
【地方議員って何?】カネ編:2
2011年02月10日

◆選挙資金◆


 議員にとって最大の試練、選挙。政策を訴え、賛同してもらって当選するのが本来の姿ですが、現実は投票を呼びかける運動に常識を超えた額の金が使われています。


〜*重い負担、借金頼み 初出馬「4千万円用意しろ」と言われた*〜


 金沢市選挙区の宮下登詩子県議(69)は、今期限りの引退を表明している。社会党、社民党の県議として5期務め、現在は党県連代表。労働組合からの慰留の声は強かったが、3月に70歳になる年齢と健康状態を理由に固辞した。ただ、表だって言っていない理由もある。選挙資金調達の苦しさだ。


 県議は立候補の準備と告示から投票日前日までにかかった費用の明細を「選挙運動費用収支」として県選挙管理委員会に報告しなければならない。2007年に当選した県議46人の収入は平均336万円。自分で資金を出している議員は42人で、平均258万円にのぼる。


 宮下氏の場合は、収入が自己資金400万円や党公認料25万円など計521万円。支出は選挙事務所の賃貸料や電気工事代に約93万円、拡声機の借り上げ代に約22万円、のどあめ代6300円など計約318万円かかった。


 自己資金は労働金庫からの借入金だ。こうした借金を過去7回の選挙のほとんどで繰り返してきた。


 返済には額面で約110万円のボーナスを充てるが、払い終えないうちに、また次の選挙が来る。議員報酬の78万円は税金約29万円や党納入金約6万円などを払うと手元に残るのは31万6008円で、返済に回す余裕はない。「70歳になって借金が残るのも」という思いは強かった。





 県議たちは、実際の選挙費用は「収支報告」の額だけではとても収まらないと言う。


 「当落のかぎは告示前にどれだけ支持を広げられるかだ」。衆院石川3区内の県議は、過去の選挙のたびに5千万円前後を投じてきた。県議選の年が明けると後援会事務所を立ち上げ、約50人の支援者がリーフレットや支持者カードを持って選挙区を回る。1人1日でガソリン代が5千円、食事代が千円……。月に約1千万円が消えた。





 「金のかかる選挙」は一般の人が地方選に立候補する道を狭める。ある金沢市議は初出馬時のことが忘れられない。知人に相談したら「4千万円用意しろ」と言われた。「そんなにありません」と言うと、「退職金があるやろ」という答えが返ってきた。


 結局、金をかけない選挙で当選できたが、この市議は有権者の姿勢も疑問視する。「地域によっては、名刺を配ると『これだけか』と暗にモノを要求してくる。お菓子などを配る議員がいるから、もらえると思ってるんだ」


 「金食い選挙」は有権者もむしばむ。

(大畠正吾)


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