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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1993チバQ:2011/01/23(日) 20:33:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1246372988697_02/news/20090703-OYT8T00074.htm
開町400年の課題 高岡市長選
(下)観光と交通


国宝・瑞龍寺の駐車場には連日、観光バスが訪れている(6月25日午後) 太陽が照りつける6月下旬、高岡市駅南の「瑞龍寺・八丁道第一観光駐車場」で、誘導係の前原智則さんは、汗をかきながら観光バスを駐車スペースに案内していた。「本当に瑞龍寺に来る観光客は増えた。おかげで、こっちは大忙し」と笑顔を見せる。

 昨年7月の東海北陸自動車道全線開通後、観光バスは名古屋、岐阜、三河など中京圏のナンバーが飛躍的に増えた。6月も平日にもかかわらず、13台のバスが訪れる日があった。今年5月の連休期間中には、マイカーが1日300台に上ったこともあったという。

 県が6月に発表した昨年の観光客入り込み数で、瑞龍寺は前年比40・8%増の22万8000人。氷見市の観光施設「氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館」(21・9%増)や南砺市の世界文化遺産・五箇山(16・1%増)も二けた台の伸びをみせたが、瑞龍寺は突出している。「世界文化遺産への登録運動から開町400年記念事業への取り組みが、良い影響を与えたのではないか」。市内の観光ボランティア「あいの風」の杉山喜重子代表は、そうみている。

 高岡市が瑞龍寺や高岡古城公園などを「近世高岡の文化遺産群」として、県とともに文化庁の世界文化遺産・暫定一覧表への登録に応募したのは2006年11月。市はその後、専門家の研究会で歴史的価値の評価をし、高岡商工会議所などは市民の会を設立して、市民の登録への機運を盛り上げた。遺産群は昨年9月、登録が見送られたうえ、登録がより難しい「カテゴリー2」に分類されたが、市民の会の活動は今も続く。

 昨年11月には、同市関にある前田利長墓所が、金沢市の前田家墓所とともに国史跡に指定され、市内の歴史的資産の評価は高まっている。市民の関心も高くなり、杉山代表は町内会の市内歴史的建造物巡りでも、ガイドを依頼されるようになった。

 開町400年記念の観光イベントが続く今年、市は観光客数の目標を、前年より約70万人多い500万人に設定している。増加分のうち開町400年関連は36万人で、5月までの市外からの400年イベント来場者は約13万6000人と順調に推移しているが、来年以降は、反動で観光客が減少する懸念もある。

 市は6月26日、高岡御車山(みくるまやま)展示館(仮称)の建設計画策定委員会の初会合を開いた。展示館は、山町筋の一角に立てられる予定の本物の御車山とレプリカを1台ずつ展示する観光施設。市は、高岡の持つ歴史や伝統行事を、新たな観光の目玉にしようと考えており、来年1月にとりまとめられる計画書の内容が注目される。

 交通基盤の整備や文化遺産への関心の高まりによる観光客増を、一過性でなく、将来につなげていく戦略が求められる。

      ◇

 この連載は、小沢克也、下里雅臣が担当しました。

(2009年7月3日 読売新聞)


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