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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1919チバQ:2010/12/17(金) 22:15:17
>>1746
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20101217-OYT8T00045.htm

長野市民会館 手順に反発
「建設ありき」 根強い異論

 長野市民会館と市役所第一庁舎の建て替え問題を巡り、市は月内に現在地での配置2案から採用案を発表する。議論が大詰めの中、有識者らの建設検討委員会では異論が相次ぎ、市民団体「県民主権をすすめる会」などは、賛否を巡る住民投票条例制定を求める署名集めを検討している。根強い反発の背景には、市側の理念と実態の乖離(かいり)や、市民の合意を得る手順に一因がありそうだ。(小林佑基)

■意見まとまらず

 「どういう施設が必要という話になかなかたどりつかない」。14日に開かれた建設検討委。市の示した現在地での両施設の配置案に、異論が噴出する中、ある委員がしびれを切らした。

 「この窮屈な配置案では将来後悔しそう」「長野市の顔となる施設として見えてこない」などの異論に、結論を早く得たい市側もいら立っていた。「(議論を)ひっくり返すなら最初までひっくり返したい。改めて借金をすることはないと、そこまで戻りたい」と述べる委員も。市民が十分納得して進んでいると言えるのか、疑わしくなる一幕だった。

■「文化芸術振興」が目的

 市の文化芸術振興計画では、基本理念は「文化力あふれるまちを目指す」などとなっており、その拠点として新市民会館が位置づけられている。だが、市の文化芸術関連予算(2008年度)は、中核市平均の約6億3000万円を大きく下回る約3億2000万円。小中学校の芸術鑑賞の補助金単価は減額され、市立図書館の資料購入費も年々、減っている。市教委は「新市民会館を契機に予算獲得にあたりたい」とする。

■玄関棟も解体

 新しい両施設は、最先端の省エネ技術や太陽光発電などを取り入れ、新第一庁舎では二酸化炭素排出量の40%削減を目指すなど環境に配慮するとしている。

 だが、建て替えに伴い、第一庁舎よりも先に取り壊されるのは、庁舎東側にある、1987年8月完成の「玄関棟」。第二庁舎と連絡通路で結ぶため第二庁舎と同時に建設され、当時の広報では「34万都市にふさわしい正面玄関棟」と紹介された。61年完成の市民会館、65年の第一庁舎よりもずっと新しい。

■市長のこだわり

 鷲沢正一市長は、両施設新築へのこだわりを口にしてきた。「後世に残るものとしたいというのが本音。使い勝手は悪くても良い」(08年2月14日・臨時部長会議)、「100年使えるような象徴的なものが出来ないなら、造らなくても良い」(同12月19日・政策会議)。

 一方、市側は建て替えの理由として、「老朽化して使い勝手が悪く、耐震性が低い」と強調する。11月には、日本建築家協会が提出した市民会館保存要望について、鷲沢市長は保存を否定してこう言った。「市役所の隣で常時使うなら、使い勝手をよくしなきゃダメ。環境にも優しくない」

■市民の意見

 昨年の市長選で、鷲沢市長は建て替え問題について「いったん白紙」と訴え、「建て替え見直し」を訴えた新人2人を破って当選。今年に入り「市としては一貫して建設の立場」と語り、より多くの声を聞く市民アンケートは不要としている。

 すすめる会が市内の有権者681人から回答を得た世論調査では、市民会館は建て替え賛成(57・7%)が反対(38・3%)を上回るが、第一庁舎は反対(57・1%)が賛成(36・7%)を上回るなど、世論は真っ二つ。だが、市が11月から募集した市民意見は21件(13日正午現在)と少なく、8〜10月に4回行った市民説明会も参加者は計約480人だった。

 市は外部の意見を聞く場として、検討委や市民ワークショップも設けたが、最終的な判断は、市議会の多数意見に沿う形になるとみられている。

(2010年12月17日 読売新聞)


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