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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1841チバQ:2010/12/04(土) 00:31:50
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20101130ddlk17010675000c.html
刷新:金沢・山野市政の挑戦/上 “空中戦”で接戦制す /石川
 ◇市民の不満、すくい取る
 28日午後10時50分。開票率90%以上。だが決着が付かない。金沢市長選の開票所では、チェック済みの5万6000ずつの票が均等に並び、現職の山出保氏(79)と新人の山野之義氏(48)の激戦を物語っていた。数分後に山野氏の勝ちが判明。その差はわずか1364票だった。

 市郊外のテナントビル1階の事務所で涙をこらえる山野氏が万歳を繰り返したころ、香林坊のホテルのホールに集まった山出氏の事務所関係者はこぼした。「理解できない。敗因が思い当たらない」

   ◇  ◇

 「実績も支持基盤も申し分ない山出氏が優勢」とは大方の予想だった。民主、自民金沢支部、公明金沢支部、社民、国民新の推薦支持を受け、ほぼオール与党。今月9日夜、金沢市石引4の本多の森ホールで開いた「金沢の未来を考える会」では、ステージ上を選対本部長の宇野邦夫県議、谷本正憲知事らが占めた。約1700ある客席はほぼ満員。それでも宇野氏は最前列の空席を指さして「8割の出来」と満足しなかった。組織票固めの徹底ぶりが分かる。

 一方の山野陣営。ひたすら街頭に立ち、金沢では通用しないとされてきた「空中戦」に打って出た。ただ、追いつめられた末の苦肉の策とも言える。実は、個人演説会を開催しようとしても、山出氏を支援する町会連合会の手前、窓口となる町会長は誰も手を差し伸べなかったという。

 多いときで1日40カ所でマイクを握り、「多選阻止」「世代交代」「市政刷新」−−と繰り返した。さらに松沢成文・神奈川県知事や中田宏・前横浜市長を応援に呼び「改革派」の印象を証拠付けた。

 「いい勝負になる」。山野氏は選挙戦終盤、街頭演説に立つ自分にクラクションで応じる人が増えた手応えを、肌で感じていた。

   ◇  ◇

 金沢大人間社会学域法学類の岡田浩教授(投票行動論)は、現状に対する閉塞(へいそく)感から新人候補に票が流れる傾向が全国的に高まっていると指摘する。「山野氏陣営は潜在的な市民の不満をすくい取った」と言う。ブログやツイッターでの発信も「浮動票に訴える手法が、都市化する金沢での投票行動と結びついた」と分析する。

 さらに、自民金沢支部の2人推薦が「一番の勝因だった」とも。「現状に不満のある自民支持者は自由な投票ができたはず。最初から山野氏に票は流れやすくなっていた」と話す。

  ×  ×

 継続か刷新かが問われた金沢市長選。大接戦の末、20年ぶりに新しい市政のかじ取り役が誕生した。山野市政誕生の背景と今後の課題を追った。【宮嶋梓帆】


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