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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1838チバQ:2010/12/01(水) 22:51:58
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001011300005
【市長交代 激震金沢市】(上)
2010年11月30日


山野之義氏(右から2人目)の当選を拍手でたたえる支持者たち=28日午後11時半、金沢市増泉2丁目

◆組織選挙、限界に◆


〜*「多選高齢」ノー「刷新」呼ぶ*〜


 「すべて私の責任。弁解することはない」。落選が決まった28日午後11時すぎ、新顔の山野之義氏(48)に6選を阻まれた現職の山出保氏(79)は金沢市内のホテルで報道陣に淡々と語った。その様子を山出氏を支援した各党の県議、市議らが沈痛な表情で見守った。


 前回選挙より1万票以上を減らし、まさかの敗退。選対本部長の宇野邦夫県議は「予想もつかない結果。敗因は思い当たらない」と話した。


 自民金沢支部が山出、山野両氏に推薦を出し、「オール与党支持」は崩れたが、民主以下各政党、各種団体から支援を取り付け、盤石の態勢で臨んだはずだった。各党の県議、市議が地域で支持者を集める組織選を展開し、陣営幹部は「集会で逆風を感じることはなかった」という。


 だが、陣営の気の緩みに加えて、山出氏に対する「多選高齢批判」の強さは、予想をはるかに超えていた。


◇     ◇


 山野氏を支援してきたある有権者は「山出陣営があぐらをかいていたわけでない。『変わって欲しい』と感じた市民がたくさんいたということだ」と語る。


 山野氏が出馬表明をしたのは告示までわずか1カ月しかない10月中旬。市議8人の支持を得たが特定組織の支援は受けず、1日40〜50回の街頭演説を繰り返した。


 告示後は「ストップ多選」を前面に押し出し、街頭で「79歳の市長と古い政治を続けるか。48歳の私と一緒に新しい市をつくるか」などと訴えた。市内をこまめに回って無党派層に支持を訴える手法は「空中戦」とも言われた。


 支援した紐野(ひもの)義昭県議は「最初は『どうなるか』という思いはあったが、途中から確実に反応が良くなってきた。勝負の神様が味方した」と振り返った。


◇     ◇


 山出氏2期目の94年以降、20〜30%台が続いてきた金沢市長選の投票率。今回は新市長が誕生したにもかかわらず35・93%にとどまった。同市の国政選挙での投票率が今年7月の参院選選挙区で55・47%、09年8月の衆院選小選挙区で72・21%だったのと比べても低調だ。


 そうした盛り上がりに欠ける選挙で、なぜ山野氏が当選できたのか。金沢大学の岡田浩教授(投票行動論)は「金沢でも都市化が進み、山出陣営が取った地縁や血縁頼みの組織選挙は通用しなくなっているのではないか」とみる。さらに、最近の国政選挙の傾向と同様、生活の閉塞(へいそく)感や政治への不満から、有権者が現職や与党に批判的な対応をとる傾向があるという。


 「今回は山出氏の『高齢多選』に対して潜在的に不満を持っていた有権者の支持を、山野氏が『市政刷新』というわかりやすいフレーズで得たことが勝因」と分析する。


     ◆


 28日に投開票された金沢市長選。わずか1300票差の激戦の末、山野市政が誕生することになった。選挙戦を振り返り、市政の動きを追う。


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