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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1815チバQ:2010/11/24(水) 22:24:05
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001011180001
【検証 山出市政20年】3:公共交通
2010年11月18日

◆脱マイカー見えぬ道筋◆


〜*高齢化で「交通難民」増加*〜


 JR金沢駅から北東へ車で20〜30分離れた三谷地区。先月末にあった地域の文化祭では、児童の演技や住民の写真展などを見ようと、1台の自動車に数人の高齢者らが乗り合って集まる姿が目立った。


 「年を取って運転できなくなった人が増えた。バスの本数も減り、高齢者だけの世帯では、気軽に買い物や病院に行けなくなっている」。地元の町会連合会の山本建夫会長(67)はそう嘆く。


 町会は2008年に市に掛け合い、近くの小学校のスクールバスに高齢者らも無料で乗せてもらう試みを始めた。だが時間が早く、市街地への乗り継ぎの便も悪い。市に午前9時ごろにも走らせてほしいと求めたが、財政負担などを理由に認められず、1年ほどで利用者はいなくなった。


 山本さんは「週1回でも市街地との循環バスを走らせてもらえると、高齢者が外出しやすくなり、ありがたいのだが」と話す。市は中心部の住宅地では15分間隔、運賃100円の「ふらっとバス」を巡回させるが、「郊外での対応は不十分だ」(高山純一・金沢大教授)という声が強い。


◇    ◇


 市はもともと交通渋滞の緩和を目的に、中心部での公共交通の利用促進策を進めてきた。70〜80年代に朝夕の「バス専用レーン」を導入。96年には郊外からの車での通勤者に、バス停近くの駐車場でバスに乗り換えてもらう「パークアンドライド」を始めた。


 06年に山側幹線が全面開通した効果も大きく、中心部の渋滞は大幅に緩和された。だが、「郊外での車の利便性が増して、車の総量の増加に拍車がかかった」との指摘もある。結局、この20年で市内のバス利用者数は3分の2に減り、逆に車の保有台数は1・5倍に増えた=グラフ。


◇    ◇


 「脱マイカー」の切り札として多くの地方都市が期待するのがLRT(次世代型路面電車)だ。バスより環境に優しく、スピードや快適性、運行時刻の正確性に優れる。


 金沢でも市民団体「金沢・LRTと暮らしを考える会」が、北陸鉄道石川線をLRT化して香林坊まで延伸し、拠点駅から郊外へのバスを増やすことを提案している。「公共交通を守る石川の会」の前田達男・金沢大名誉教授は、「LRTが通れば、街中のにぎわいも戻る」と話す。


 山出保市長も当初はLRTなどの導入に積極的で、95年には全国の都市に呼びかけて「新・交通システム研究会」を設立。だが、680億円と試算された事業費や、4車線中2車線を軌道にした場合の交通への影響を懸念し、02年に当面の導入を断念した。


 国内でLRTを導入したのは富山市だけで、実現は簡単でないのは確かだ。だが「LRTと暮らしを考える会」の谷内昭慶代表は「観光や環境面の波及効果も大きく、近隣の市町と連携すれば負担も減る。持続可能なまちづくりに向け、導入を議論していくべきだ」と話す。


(生田大介)


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