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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1814チバQ:2010/11/24(水) 22:23:35
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001011170001
【検証 山出市政20年】2:観光
2010年11月17日

◆老舗旅館は減少の一途◆


〜*大手ホテル進出で荒波*〜


 「これほど長期間、厳しい状態が続いたことは記憶にない」。創業80年の老舗(しにせ)料理旅館「まつ本」(金沢市尾張町1丁目)の3代目、松本初夫さん(60)はため息をついた。観光スポットで知られるひがし茶屋街のそばで、長年営業を続けてきた。松本さんが先代から経営を引き継いだのは40年ほど前。過去にも好不況の波はあったが、ここ数年は全くよくなる兆しが見えない。バブル以降、客足は年々減るばかりだという。


◇    ◇


 JR金沢駅前にはここ数年、北陸新幹線の開業を見込んで全国チェーンのホテルが相次いで進出した。市によると、年間宿泊客数は新型インフルエンザの影響で2009年に一時的に落ち込んだが、近年は増加傾向だ。市内の宿泊施設客室数は09年で8722室。02年の7291室と比較しても1千室以上も増えた。


 一方、老舗旅館や小規模ホテルは減少の一途をたどる。02年に52軒あった旅館は、09年には38軒にまで落ち込んだ。宿泊客数も旅館では06年の約13万7千人から08年は1万人以上減少した。


 対照的なのは大手の都市ホテルだ。宿泊客は06年の51万から08年は53万に増加している。松本さんは「増加分が大手ホテルへ移ってしまったのではないか」と話す。


◇    ◇


 「宿泊施設は供給過剰の状態だ」と市旅館ホテル協同組合の石田憲二常務理事(63)は語る。石田さんはJR金沢駅前で「ガーデンホテル金沢」を経営しているが、稼働率は最盛期から約3〜4割減った。02年には大手ホテルの進出に対抗するため、別組織だった「協同組合県ビジネスホテル協会」と「市旅館協同組合」が合併し、「市旅館ホテル協同組合」が設立された。組合は、従業員の語学研修や外国語のホームページの充実化など地道な努力を続けている。


 旅館やホテルの経営には、建物の改修費や高額の維持管理費が必要だ。改修の時期に高額な費用が負担出来ず、廃業に至るケースも多い。期待は増加する外国人観光客。市は07年度から、外国人観光客の誘客を目指す旅館に、壁やふすまなどの内装工事やトイレの洋式化の改修費を補助する支援事業を始めた。また今年9月の補正予算では、文化的景観としての価値が高い料亭や和風旅館に、建物の保存活用を奨励するための2千万円を計上している。


 だが、ある旅館経営者は「小手先だけの対応では何も変わらない。行政が主導となって抜本的な対策を進めない限り、廃業する動きは止まらないだろう」と冷ややかだ。


(井潟克弘)


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