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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1736チバQ:2010/10/31(日) 21:07:17
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001010270004
【地方議員って何?】仕事編:2
2010年10月27日




◆初取材◆


 議員の仕事場、「議会」。新聞記者になって2年半、金沢市政の担当になって初めてのぞいた市議会は不思議な光景ばかりでした。


〜*あれ?議会は不思議 質問は事前に提出「どうりで…」*〜


 「ご異議ありませんか」「異議なし!」。議会日程を決める採決は挙手も起立もなし。「あれ?」。初めての議会傍聴は違和感で始まった。


 金沢市役所6階の議場で開かれた9月定例市議会の初日。議案の提案では内容の説明もなく、山出保市長(78)が提案理由を読み始めた。


 市議会事務局の宮田敏之さん(55)が説明してくれた。議会が開会する約1週間前、市側は議会運営委員会に議案の概要を内示する。2日前には詳細な議案も配布。会期などは実際にはこの委員会で詰められ、本会議では「異議なし」の合唱で採決されていく。本会議の傍聴だけでは、議案の中身はわからない。


◇       ◇


 一般質問は一般の傍聴席で見た。受付で渡された資料の中に、質問に立つ議員名と質問内容が書かれた「発言要旨」がある。え、質問するのはこれからのはずだけど?


 また宮田さんに説明してもらった。「質問の要旨は事前に議長に提出するんです」。市の担当課長たちはこの「発言通告」に基づいて質問の詳細を各議員に聞きとる「問取(もんど)り」をし、答弁原稿を考える。どうりで市長が質問にてきぱきと答えられるわけだ。


 しかし、そんなやり方で一般質問が形骸(けいがい)化しないか。高岩勝人市議(43)=自民=に聞くと、「突然、専門的な内容や細かい数字を聞いても、市の職員も答えられない」


 80席の傍聴席は満席だったが、議員の質問が終わるたびに傍聴者が入れ替わる。廊下で質問を終えた議員が傍聴者らと談笑していた。傍聴席を埋めていたのは議員の支援者らしい。ある議員は「一般質問は議員にとってショー的な要素もある場」と話した。


◇       ◇


 「こういう答弁しか返ってこないことに悲しい思いがします」。21日の市民福祉常任委員会。男女平等参画の実施状況を尋ねた升きよみ市議(67)=共産=は、担当課長の答弁を厳しく評した。


 委員会は議案や市政について分野別に議論する場だ。質問時間に制限はなく、内容の事前通告もない。やりとりは事前調整なしの勝負という。市職員らの机に山積みになった答弁用の資料に、本会議にはない緊張感を感じた。


◇       ◇


 最終日の討論と採決で、総額約15億円の補正予算の使われ方が決まった。「議会の役割は、市民の税金で行われる政策をチェックし、そこに市民の声を反映させること」と高岩氏は力説する。だが「それが機能しているかは別の話だけどね」ともらした。


(山岸玲)


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