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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1727チバQ:2010/10/29(金) 23:17:27
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20101027ddlk15010176000c.html
どれくらい政令市!?:’10新潟市長選/上 「篠田流」まちづくり /新潟
 ◇市が主導、有名人を起用 発想評価の一方、手法に疑問も
 今年8月、初めて公開で行われた新潟市の「事業仕分け」。市出身の作家、新井満さんによる訳詞、作曲で大ヒットした歌「千の風になって」をテーマにしたまちおこし事業(事業費1140万円)について、仕分け人の大学教授が苦言を呈した。「市民が一生懸命やっているところに市が応援するのではなく、市が扇動しているイメージがひっかかる」

 この事業のきっかけをつくったのは篠田昭市長自身だった。この歌で「市の名を高めてもらった」として08年1月、新設した市感謝大賞を新井さんに贈り、「千の風のふるさと」をキャッチフレーズに市のPR活動に乗り出した。新井さんを招いた音楽祭を開き、歌碑の建立を目的とした「市民の会」の結成も市が呼びかけた。

 市文化政策課は「行政がお手伝いしながら、市民が主役のまちおこしにつなげたい」と市のスタンスを説明する。だが約2年半がたった8月時点で市民の会の会員数は約60人にとどまる。

    ◇

 15市町村による大合併を経て、07年4月、新潟市は政令指定都市に移行した。まちおこしや、市の一体感づくりなどの名目で数々のイベントが繰り広げられてきた。

 新井さんのほか、合併記念事業として06年から始まった「安吾賞」の受賞者も、作家の瀬戸内寂聴さんや俳優の渡辺謙さんら各界の著名人が名を連ねる。ある市幹部は「シティープロモーションに有名人を使うのが『篠田流』」と解説。また、別の市職員は「PRに結びついているか、市民には分かりにくいかもしれないが、職員の意識が全国に向く要因にはなっている」と効果を強調する。

    ◇

 市主導、有名人起用の「篠田流」は、総額4億円が投じられた「水と土の芸術祭」にも通じる。篠田市長の新聞記者時代からの知人というアートディレクター、北川フラムさんが07年4月、市美術企画監(部次長級)と市美術館長(3月に「カビ・クモ」問題で更迭)に起用された。同11月、2人そろって記者会見。信濃川と阿賀野川の度重なる水害に見舞われながら、分水路などの治水工事によって乗り越え、田園風景を築いてきた新潟の歴史と文化は「世界遺産に値するレベル」(篠田市長)とぶち上げ、その一環としての芸術祭開催の構想を披露した。

 しかし、事業内容が定まらないまま08年度に億単位の当初予算が盛られたことに市議会が猛反発。「市民の十分な理解、合意を得られるまで凍結」とする異例の付帯決議がなされた。決算段階では、市が当初提示した6億8000万円から大幅に圧縮された。

 09年7月から約5カ月間にわたって開かれた芸術祭は約700人の市民サポーターによって支えられたとされる。しかし、関係者からは「実際に動いたのは1〜2割で、常に人手不足だった」との声も漏れる。篠田市長は市議会で「地域づくり、誇りづくりといった心の活性化効果は大変高かった。市民が主役の芸術祭にすることができた」と総括した。

 市民の間でも、見方は分かれる。「新たに合併した地域に足を運ぶきっかけになり、まちの魅力を再発見できた」とその発想を評価する声がある一方、「まず予算ありきで拙速だった。トップダウンのまちづくりには限界がある」と手法を疑問視する声もある。

   × × ×

 新潟市が政令市になって初めての市長選が31日、告示される。大合併によって誕生した政令市・新潟市は「初代市長」となった篠田昭氏のかじ取りで、どう変わったのか。篠田市政2期目の4年間を中心に、その成果と課題を検証する。【黒田阿紗子】

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 ■ことば

 ◇水と土の芸術祭
 09年7〜12月に開かれ、13カ国のアーティストと市民による71の現代アート作品が市内全域に展示された。総合プロデューサーは同時期に十日町市などで開かれた「大地の芸術祭」と同じ北川フラムさんが務めた。経済効果は当初試算の半分に満たない12億5000万円だったが、来場者数は見込みを上回る53万人だった。


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