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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1408チバQ:2010/06/27(日) 20:22:13
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006230003
【政党票流・下】「完全無所属」
2010年06月23日


記者会見に臨む4市長の有志連合。右から冨士谷英正(近江八幡)、国松正一(栗東)、山田亘宏(守山)、獅山向洋(彦根)の各市長。=16日、県庁

【「距離」測り 無色演出】


 生粋の党人が突然離反したり、党派色のない人が政党の動向にのみ込まれ色がついたり。今年の県内の首長選挙は、政党との距離を測る候補者のさまざまな葛藤(かっ・とう)があった。ドラマのつづきは、今度の選挙に引き継がれる。


【極秘の「小泉来県」】


 「藤井さんをよろしく」


 今年1月31日、元首相の小泉純一郎氏は長浜にいた。ところは毎年恒例の盆梅展の会場、慶雲館。2月の長浜市長選に出馬する元自民党衆院議員の藤井勇治氏と並び歩き、周囲の後援会の女性ら数十人に支援を呼びかけた。


 藤井氏は自民党国会議員の秘書歴30年で培った人脈を生かし、小泉氏を招いた。滞在時間は約40分。演説も集会も、事前の告知はなかった。知っていたのは、ごく一部の後援会関係者だけだ。


 昨年夏の衆院選滋賀2区で落選。同12月、巻き返しを図る党県連から打診された会長就任を断り、直後に離党し市長選への出馬を表明した。掲げたのは、どの党にも拠(よ)らない「市民党」。あらゆる層から支持を得ようと、あえて古巣の自民党とは徹底して距離をとった。


 「衆院選を支えたのに砂をかけて出て行った」。反発する自民党県議はだれも藤井氏の陣営に加わらず、対立する現職候補についた。


 だが、藤井氏は党の大物を迎えていた。小泉氏のほか、秘書として仕えた古賀誠氏も長浜入りしていた。


 「政党はさりげなく、めいっぱい利用した」。陣営幹部は言う。表に出さなかった「小泉、古賀来る」の情報は、非自民の層を刺激することなく、自民の支持層には口コミで静かに広まった。


 「自民党の裏切り者」(自民党県議)は、現職に約1万票の大差をつけて圧勝した。


【「あんた、民主?」】


 「新しい市政を担わせていただきたい」


 2月末、近江八幡市で開かれた民主党県連の定期大会。壇上に滋賀の議席を独占する国会議員がズラリと並ぶなか、4月の市長選に立候補する深井俊秀氏がいた。


 元県知事公室長。昨年末に退職し立候補を表明した。共産を除く主立った政党に推薦依頼を出したが、自民党は対立する民主党との相乗りを拒否し、自主投票を選んだ。


 「本当は政党色を出したくなかった」と陣営幹部は言うが、選挙は民主党丸抱えのイメージを強めていった。


 「あんた、民主党やろ」。深井氏は、行く先々で言われた。当時の鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題で、民主党には逆風が吹き始めていた。
 選挙戦は、「市民党」を掲げる旧近江八幡市長の勝利に終わった。


【黒衣の自民県議】


 24日告示の知事選で、嘉田知事に挑む上野賢一郎氏は、知事打倒を望みながら候補者擁立に苦しむ自民党県連や一部の市長に促され、出馬を決意した。だが、今は自民色を消すのに躍起だ。


 党県連会長を辞め、離党して臨んだ7日の出馬会見では「一党一派に偏らず、できるだけ多くの方から支援をいただきたい」と述べた。その上野氏を、自民党県議が黒衣となって支える。


 今月半ば、県内のある市長室で、県議2人が市長の説得に当たっていた。


 「16日の記者会見に、ぜひとも出席してほしい」


 各市長がまとまって、反知事の有志連合を結成する発表会見が予定されていた。参加市長が多いほど、インパクトは大きい。「せめてメッセージを」。県議は迫った。そんなやりとりが、あちこちの市長室で繰り広げられた。


 「失った4年を繰り返してはならない」。会見に出席した守山、栗東、近江八幡、彦根の4市長は、口々に嘉田県政を批判した。その会場に自民党県議の姿はなかった。


 有志連合について報道陣からコメントを求められた上野氏は、1枚のペーパーを各社に流した。


 「完全無所属で知事選に挑む私にとって、一人でも多くの支援をいただけるのは、大変心強い」


   ◇


 この連載は、飯竹恒一、高久潤が担当しました。


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