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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1325名無しさん:2010/04/26(月) 15:51:40
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201004/CK2010042502000125.html
【河村vs市議会】
名古屋の乱<4> 肝いり政策足踏み
2010年4月25日

市議会臨時会で天を仰ぐ河村市長。今後の市政をどう見据えるのか=19日、名古屋市議会で


 人事異動の春。「1年たって振り出しに戻った感じ。デジャブ(既視感)の日々」。名古屋市幹部の言葉に実感がこもる。市民税10%減税を来年度も続けるか、議会では議論が続く。新しく財政担当になった職員が「恒久減税なんか本当にできるのか」と疑問の声を上げるたび、幹部らは市長の河村たかしに投じられた51万票の重みを繰り返し説く。

 減税と地域委員会は河村の2大公約。河村は口を開くたびに「日本初だでね」と強調するが、逆に役所の常識や価値観からすれば抵抗感が強い。ただ、民意の重みは職員に迷いや足踏みを許さない。

 昨年の6月定例会。市民税10%減税に疑問を付ける市議の追及に、副市長の住田代一が男泣きする場面があった。部下を見やって「こいつらも…」と言った後、絶句した。彼らの苦悩と努力を振り返ったからだ。住田の心中を知る河村は「役所も捨てたもんじゃないですよ」と漏らした。

 河村は、初めて本格的なマニフェスト選挙を、名古屋市長選に導入したと言える。元市長の公約づくりに関与した職員は話す。「公約は実現可能性とのバランス。普通は『住みやすい』『元気な』など抽象的になる。これだけ具体的では、実現できないときや修正するとき、相当、追い込まれる。職員も大変」

 この1年。水道料金値下げやワクチン接種への助成、ワンコイン(500円)がん検診など、強いリーダーシップで実現した施策もある。「消えた年金」の独自調査は全国に広がり、撤退を表明した木曽川導水路問題は、民主党現政権の判断に委ねられた。

 一方で、民間からの政務秘書や教育委員への塾経営者登用など河村肝いりの人事案は否決され、政策実現は一進一退を繰り返す。

 昨年秋には、議員の定数と報酬を半減させる持論を突き付け、のまなければ議会解散に持ち込むぞと、強烈なブラフ(脅し)を仕掛ける。議会側も窮鼠(きゅうそ)猫をかむ。いったんは成立させた2大公約のうち、減税を1年限りに限定するなど、反撃の姿勢を強めている。

 「民意」を錦の旗印に、河村がいくら力んでも、議決権が議会にある以上、あらゆる政策の実現は、政局と切り離せない。


 河村市政のウオッチを続ける政治学者は「相手からすると、どこまでだったら折り合えるのかが、全く見えない。信頼感が持てないから、妥協しようという気にならない」と指摘し、議会への根回しの必要性を説く。

 周囲から真っすぐしか投げられないとみられている剛球投手。河村本人は「何をこいとる。わしも長いこと政治をやってきましたから。自分の考えを全部通そうとは思ってませんよ」。さて、変化球は持ち球にあるのだろうか。 (敬称略)


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