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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1323名無しさん:2010/04/26(月) 15:49:42
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201004/CK2010042302000149.html
【河村vs市議会】
名古屋の乱<2> 「庶民こそ正義」執着
2010年4月23日

降りしきる雨の中、議会解散を求める署名を訴える河村名古屋市長=22日、名古屋市名東区で


 22日早朝。名古屋市長、河村たかしは市郊外の地下鉄駅前でマイクを握った。首長自ら、議会の解散請求(リコール)を求める署名活動の先頭に立つ。異例の光景だ。強い雨は降りやまない。憂うつそうな通勤客と対照的に、河村は意気揚々と語る。「減税は政治の原点。応援してちょーよ」

 高い知名度と人気。お年寄りから高校生にまで握手や記念撮影を求められる市長はそういない。本紙の世論調査では、支持と不支持双方の理由に「人柄」が上位に入った。まれな政治家である。

 市長選さなかの約1年前も春雨の日だった。「雨は、なかなかええんだわ」。かっぱ姿で自転車にまたがり、喜々として街宣へ。「雨ニモマケズ」という風情で手を振る市長候補を、テレビカメラが追った。

 自らの言動が市民にどう映るか。ニュース価値はどうか。地元だけでなく在京紙も報じるか。常に脳裏にある。国政を志した20年余り前、マスコミに全く相手にされなかった無念さが背景かもしれない。

 「議会は王様」「庶民革命」「減税発祥の地」「民主主義のつくしんぼ」…。重要な政治局面でワンフレーズを駆使する。「わし、いつも考えとるんだわ。この後(テレビカメラに)なんて言おうか」。紛糾する議場から出てきたばかりの河村がそう漏らしたこともある。

 この1年で、市政の情報公開は進んだ。記者会見は毎週欠かさず、幹部会は報道陣に全面公開。市民の行政参加にも積極的だ。名古屋城本丸御殿再建や木曽川水系連絡導水路からの撤退など、節目節目で市民を集め、公聴会を開き、その意見を反映しようとする。

 自民市議、桜井治幸の名言がある。「人の憎しみに火を付けるヒトラー的手法」。この不況下で市議の報酬や減税を市民に問えば、本質的な議論とは別に、今のままで良いと答えるはずがない。そこに付け込んでいるというわけだ。


 行政経験の長い元市幹部は、河村の行政手法を「ポピュリズム(大衆迎合主義)」とも、目的のために手段を選ばぬ「マキャベリズム」とも指摘する。民意が常に正しい方向を示すとは限らない。「市民の意見は聞いても、市民代表の議員の声は聞かない。間接民主主義の否定。このまま進んで大丈夫だろうか」。そう懸念する。

 服装や行儀も気にせず、時に寝癖もそのまま。そのずぼらさを毛嫌いする人もいれば、裏表のない庶民くささを愛する人もいる。「政治家になっても昔と何も変わらない。ある意味、えらい」と小中高の同級生は言う。

 「(市長選で獲得した)51万票の負託に応えるには、議員や役人に取り込まれてはいけない」。河村の根底にある気負いは、独走の危うさとも背中合わせである。 (敬称略)


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