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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1321名無しさん:2010/04/26(月) 15:48:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201004/CK2010042202000216.html
【河村vs市議会】名古屋の乱<1> 議場に緊張感と混乱
2010年4月22日

議長から不適切発言についての注意を受け、手を挙げて発言を求めるが認められない河村市長=21日午前、名古屋市議会で

 21日、名古屋市議会の臨時会は減税の継続など3議案をあっさり否定し、閉会した。「議会は職業議員の殿堂になってしまった。なめとる。市民が立ち上がるしかない」

 独特の言い回しで、市長の河村たかしは議会を全否定する。その先にあるのは解散請求(リコール)。議員の総取っ換えである。

 議会と市長のけんかが続いたこの1年。議場は様相を変えた。緊張感にあふれ、しかし乱れた。かつては市長の答弁はもちろん、議員の質問すら役所が用意した文章を粛々と読み上げた議場に、激しいヤジが飛び交う。予定調和はなかった。

 強敵相手に、議会は目を覚ます。政務調査費は全面公開し、費用弁償は廃止。政策的な議案を立案し、議会基本条例も作り上げた。「相手が河村だからこそ、できたことは否定しない」と、ある市議は認める。

 20年近く議会の傍聴を続ける市民活動家は言う。「報酬半減はむちゃくちゃ。でも、それぐらい言わないと、議会は動かない。馬耳東風だった議会は、河村市長になって少し変わった」

 3月末のうららかな春の夜。河村の憤りが収まらなかった。4月に臨時会を開いても2月定例会と「結果は同じ」と議長が発言したとラジオのニュースが伝えたからだ。

 「討論を前に、議長が結果を予測するとはふざけとる。この間は採決時に笑っている議員もいた。許せん」。議論を尽くせば結論は変わる、と本気で思っていた節もある。司法試験に9回落ち、人生のどん底から「政治家」を目指した河村は、議会に理想を求める青くささも併せ持つ。

 考えをまとめる手法は独特だ。ブレーンに相談し、居酒屋などで市井の声にも耳を傾ける。ぶれまくり、悩みまくる。自転車街宣の感触だけで、選挙の得票数をぴたりと当てるなど、世論をかぎ取る能力にたけている。そして、いったん決めたら、もう引かない。

 議場で集中砲火を浴びても、「議員の報酬を半減し、普通の人と同じ給料水準にすべきだ」との信念は揺るがない。落としどころを探る発想は、もはや河村にはない。むしろ「議場の外で、議員と話し合うつもりはない」と大見えを切る。

 それじゃあ市政が停滞するだけ、と元市議。「何かを打ち上げるのはうまいけど、じゃあ何か残したのか。2大公約(減税と地域委員会)も風前のともしび。議会とはちゃんと話し合うべきだ」

 今、河村の脳裏を占めるのは「オール野党」と化している議会との勝負に、勝つか負けるかだ。目指すは市議と市長の同時選挙。リコールが成立すれば自身も辞め、再び立つ。投票率を上げ、河村派の新人を多く議場に送り込むために。

 「名古屋から日本の政治のあり方を変えていきたい。そうでないと『総理を狙う男』を捨てて名古屋に来た意味がない」。河村は高笑いする。(敬称略)

   ×  ×

 河村たかし名古屋市長が就任し、まもなく1年になる。日本初が大好きで破天荒とも称される、その言動は役所内外で物議を醸す。「名古屋の乱」を仕掛ける特異なキャラクターに迫りつつ、今、名古屋で何が起きているのか、今後どうなるのかを考える。


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