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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1237チバQ:2010/03/10(水) 23:17:24
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001003100005
輪島市の課題探る 
2010年03月10日


道路が拡幅され、和風の町並みに統一された馬場崎通り。観光客を呼び込む魅力づくりが課題になっている=輪島市河井町

◆地域活性化 ハードル高く◆


 新顔と現職が激しい選挙戦を繰り広げている輪島市長選。過疎・高齢化が進み、若者の職場が少ないなど多くの課題を抱えた同市だが、不況や時代の変化で地場産業の低迷が続く。同市の展望をどう切り開くのか、14日の投開票日を前に現状や課題を考えた。


(金井信義)


 「買うてくだー」「見てってー」。市の中心部でほぼ毎日開かれる輪島朝市。農産物や魚介類などを売る露店が約200軒並び、売り手のおばちゃんたちのかけ声が飛ぶ。年間約80万人の人出でにぎわう県内屈指の観光地だ。


 しかし、朝市通りから南へ約300メートル離れた市の目抜き通り・馬場崎(ばんばざき)通りまで足を伸ばす観光客は少ない。「多くが朝市を見た後は車で移動してしまう。市内も歩いてほしいのに」。約40店でつくる馬場崎商店会の専務理事で漆器店「藹庵(あいあん)」を営む塩安愛子さん(58)は残念そうだ。


 通りは旧国鉄・輪島駅と朝市との間にあり、「ゼロの焦点」などの小説や映画で能登がたびたび描かれた1950年代後半には、列車待ちの人たちが通りまで並んだ。しかし、バスやマイカーの普及で人の流れが変わり、にぎわいも失われたという。


 県や市などが96年度から10年間かけて道路を拡幅し、歩道を新設。店主らも四季に合わせて店頭を飾り付け、音楽会やフリーマーケットを開くなどの取り組みを進めてきた。塩安さんは「多くの人に馬場崎通りを歩いてほしい。そのためには、商店会や各店の魅力をもっと高めていかなくては」と言う。


=生かし切れぬ“輪島”ブランド=


 第1次産業に加え、観光や漆器が主産業の輪島市にとって、多くの観光客を地元商店街などに呼び込み、地域経済の活性化を図ることは長年の懸案だ。10年前にまとめられた「市中心市街地活性化基本計画」でも観光客らの回遊性を高めることが目標とされ、ハード整備が進んできたが、大きな効果は上がっていない。


 市内への入り込み客数も伸び悩んでいる。同市観光課によると、08年の年間114万人は、旧国鉄のキャンペーンや石川さゆりのヒット曲「能登半島」にわいた1980年(約270万人)、バブル期の91年(255万人)の半分以下。観光客の減少に合わせるように、輪島塗の生産額も91年の約180億円から08年は約65億円にまで減った。


 今年5月からは輪島港への大型客船の寄港が相次ぐなどプラス材料もあるが、かつての勢いにはほど遠い。


       ◇           ◇


 観光や漆器産業が低迷する中、地域経済をどう活性化させるのか。市長選の候補者2人に共通するのは、農林水産業を生かした新産業づくりだ。3日の公開討論会で、新顔の中浦政克氏(46)は「輪島港は県内一の漁獲高を誇り、魚の種類も多い。こうした素材を輪島で加工する産業を育てていく」と主張。現職の梶文秋氏(61)も「土地の素材を商品化していくというのは全く同感」と応じ、「第1次産業から第3次産業までをつなげ、仕事を生み出すことが重要だ」と訴えた。


 しかし、特産品のブランド化や新産業の育成には課題も多い。七尾市特産の「沢野ごぼう」などのブランド化を手がけてきた金沢大学人間社会研究域の大友信秀教授(知的財産法)は「『輪島』の知名度は高いが、それだけでは他地域の特産品との競争に勝てない。輪島ならではの魅力や強みが必要だ。それが何かを見つめ直し、市全体のブランド化を図っていくことが重要になる」と指摘している。


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