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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1234チバQ:2010/03/09(火) 21:49:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20100306-OYT8T00014.htm
新幹線効果に競争の渦
観光客、工事受注…県外企業と争奪

 2014年度の金沢開業で大きな経済効果が期待される北陸新幹線だが、目の前に広がるのはバラ色の未来ばかりではない。県外企業も虎視たんたんとビジネスチャンスを狙っており、石川は激しい競争の渦に巻き込まれようとしている。

     ◇

 2月末、富山県高岡市の新幹線専用駅「新高岡駅」建設予定地の近くのバスターミナルから、1台の長距離バスが能登方面に向けて出発した。小矢部市の「イルカ交通」が昨年5月から運航を始めた高岡―和倉温泉の直通バスだ。


 新幹線開業後、首都圏からの観光客に、金沢の手前の高岡でバスに乗り換えてもらい、最短ルートで能登へ送り届けるのが狙いだ。今は1日1便だが、新幹線開業後はさらに便数を増やす計画で、金沢駅で降車予定の客をごっそり頂こうという思惑だ。

 富山西部の自治体や商工会議所は最近、県域を超え、能登や飛騨の自治体、企業と連携し、観光振興の動きを加速させている。「新高岡は新幹線がどれだけ止まるか決まっていない。集客をアップし、需要をJRにPRしなくては」。高岡商工会議所の幹部は、危機感をあらわにする。

 これに対し、石川県は「様々な動きを見極めながら……」と様子見の構え。一部県議からは「このままでは富山にやられる。石川は危機感がなさ過ぎる」と怒りの声も漏れる。



富山県高岡市から和倉温泉行きの直通バスに乗り込むグループ。片道1300円で結び、電車より安い。     ◇

 新幹線特需に生き残りをかける建設業界にも、不満と不安が渦巻く。富山県境―白山総合車両基地間の総事業費は3200億円。このうち、着工中の金沢―白山基地間の工事は計28社が受注した。だが、このうち県内企業はわずか9社。下請けも「富山や福井など県外業者ばかりで、地元企業にはなかなか仕事が回ってこない」(県内の建設業者)という。

 市道や下水管移設などの「付帯工事」は、地元業者の取り分となるが、数十億円規模にとどまる。その先の展望も見えない。建設業界関係者は「長野では、新幹線工事とオリンピックが終わった後、建設業者がバタバタつぶれた。明日は我が身」と表情を曇らせる。

     ◇

 ショックは、県民生活にも波及しそうだ。開業後、新幹線と並行に走る北陸線(金沢以東)の経営は、JRから第3セクターに移行される。これに伴い、JR本線から切り離され孤立化する七尾線(津幡―和倉温泉)の経営を危ぶむ声も聞かれる。

 JR西日本は「開業後も、七尾線は原則JRが運行するが、採算が不明で将来はわからない」と含みを持たせており、県や沿線自治体は、3セク移行の不安を抱く。先行事例では、運賃を値上げしているケースが多く、乗客の減少を招く恐れもある。県内では、JRから3セクに移行した能登線が2005年に廃線となった。

 七尾線沿線自治体の幹部はこう訴える。「車を持たない人や高齢者にとって、七尾線の役割は大きく、利益が出ないから切り離すというのはあり得ない。JRが継続経営できる仕組みをJR、県、沿線自治体で考えていかなければ」

 (鶴田裕介)


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