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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1231名無しさん:2010/03/09(火) 21:32:08
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001003060005
【チェックいしかわの課題】4・観光
2010年03月06日





「能登ふるさと博」では「ゆるキャラ」も盛り上げにひと役買った。和倉温泉などの観光客増を目指した催しだが、大きな効果は見えない=昨年7月、輪島市文化会館

◆温泉客減 支援に限界◆


◇新幹線開業、効果は不透明◇


 県内の温泉地が宿泊客の減少に苦しんでいる。倒産する旅館も後を絶たない。県は誘客に力を注ぐが、効果的な処方箋(せん)は見つからない。


 先月24日、加賀市の山代温泉にある旅館「松籟荘(しょうらいそう) 千味万彩」が約20億円の負債を抱えて事業停止した。


 「バブル期に団体客目当てで増改築し、大きな借金を抱える旅館は多い。次もあるだろう」。食材を納入していた同市・山中温泉の旅館が倒産し、多額の売掛金が未回収になったことがあるという男性(62)は予想する。


■          ■


 石川県は、「観光度指数」と呼ばれる人口100人当たりの年間宿泊者数で沖縄に次ぐ全国2位(09年1〜9月)。これを支えるのが城下町・金沢と、山代、山中、片山津、和倉などの温泉地だ。


 しかし、金沢市の宿泊者数(湯涌温泉を除く)が200万人を超え増加傾向なのに対し、温泉地は最盛期の半分から4分の1にまで激減。加賀の4湯では04年以降、20軒の旅館が消えた。


 構造的な温泉不況に追い打ちをかけるのが、「湯快リゾート」(本社・京都市)など県外資本の進出だ。破綻(はたん)した旅館を買い取り、8千円を切る年間統一料金で裕福なシニア層も呼び寄せる。


 「名古屋からの送迎バス代3千円を入れても1万円ちょっと。仲居はいないが、外国のホテルだと思えば気にならない」。山中温泉の同社ホテルに妻と2泊した金沢正明さん(71)は満足そうに語る。


 加賀温泉郷にある同社のホテルは9館。今春には和倉温泉にも初めて進出する。


 「旅館経営はビジネス。低価格以外でもしっかりやっている旅館はある。県は全体の誘客をどう伸ばすかという視点でやっている」。県観光交流局は側面支援が限界だという姿勢だ。


 石川県の観光消費額は約2600億円(08年度)と、繊維産業を上回る。その浮沈は旅館業だけでなく交通や農水産業の雇用にまで影響する。


 県が観光地のキャンペーンやイベントへの補助金などに費やすのは年間4億1千万円(09年度)。ただ、予算額は06年度から毎年減り続ける。


■          ■     


 「いま首都圏から来ている20万人を14年度の北陸新幹線開業で40万人に増やしたい」。和倉温泉旅館協同組合の田中道夫理事長代行(57)は、県に金沢から七尾までの足の確保への支援を求める。


 07年の能登半島地震から立ち直った同温泉だが、08年秋に不況が直撃。09年の入り込み客数は前年比10・6%減と温泉地で最も悪い数字だ。


 県は08年から祭りやイベントに「能登ふるさと博」の冠をつけ、県外客の誘致を進める。しかし、効果は「宿泊者の減少をやや緩和してくれた程度」(旅館経営者)と特効薬にはなっていない。


 新年度、県は北陸新幹線の金沢開業を観光振興に結びつけるための行動計画づくりに入る。ただ、「新幹線先進地」では一時的な観光ブームで終わったところもあり、実効性のある対策が必要だ。


 「新幹線はあくまで手段。観光客が何度も来てくれる自然や人を生かした地域づくりをどうやるか。県はこの手伝いをしてほしい」。山中温泉観光協会の上口(かみぐち)昌徳会長(78)はいう。


(大畠正吾)


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