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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1218チバQ:2010/03/06(土) 11:52:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1266246995187_02/news/20100218-OYT8T00128.htm
【3】47年で2人 「官選知事」感覚
 「1期目で悪いことをするのもいる。(4期目でも)私ほど清廉潔白な知事はいない」。2月定例県議会の一般質問で、知事選に出馬する元衆院議員・桑原豊の側近、民主党県議の沢田貞から、多選の弊害を追及された知事の谷本正憲は、答弁後、記者団にいら立ちをぶつけた。

 谷本が昨年9月に5選を目指して立候補を表明後、桑原や、一時は独自候補の擁立を検討した自民党県連の幹部が、多選批判を展開。人事の硬直化や知事のワンマン化、側近政治などを問題として挙げたが、実例に乏しく盛り上がりを欠いた。ある県議は谷本について、「官僚出身らしく、そつがなく、政策に大きな失点もない。攻める要素が見あたらなかった」と悔しさをにじませた。

     ◇

 石川では1963年以降、京都府出身で元内務官僚の中西陽一が8期、兵庫県出身の元自治官僚の谷本が4期と、半世紀にわたり県外出身の元官僚2人だけに県政を託してきた。当然、県民の間に多選に対する抵抗感は薄い。谷本についても、有権者からはせいぜい「飽きたね」(50歳代の女性経営者)という声が聞こえてくるくらいだ。

 背景には、官僚への信頼感が厚い、保守的な風土がある。ある県議は「石川には、知事は国から派遣されてくるものという、戦前の官選知事に近い感覚が残っている」と指摘する。「尾張から金沢入城を果たした前田利家公以来の伝統だ」。県民の間からは、そんな笑い話も聞こえる。

 「官僚統治」は、谷本県政の大きな特徴だ。県幹部に占める中央省庁からの出向者数は13人で、全国3位。知事と県選出の自民党国会議員との懇談会では、議員側から「石川県人はそんなにできが悪いのか」と出向者数を減らすよう求める意見もあがった。

 「県外出身者であることが有利に働いた」と見るのは、金沢大で助教授をしていたこともある、東北大准教授(政治意識論)の河村和徳だ。河村は「谷本氏は、県外出身で地元での利害が少なく、金沢、加賀、能登の3地域にバランス良く目配りできたため、県民の不満が出にくかった」と分析する。

 今回、知事に名乗りを上げる新人3候補はいずれも、県内出身だ。河村は「県内全域で支持を得るためには、公約が、出身地域への利益誘導と受け取られないような配慮が必要だ」と話す。

     ◇ 

 多選に寛容な石川の風土を意識してか、多選をあえて争点から外す候補予定者もいる。共産党が推薦する木村吉伸だ。

 立候補会見で記者団から多選について見解を問われた木村は「4期まで良くて、5期目が駄目というのはどうか。問われているのは、多選かどうかではなく、県政の中身」と述べた。

 木村陣営は、街頭で有権者にこう呼びかけている。「国政でも、自民党の開発優先に国民が怒り、政権交代が起こりました。県政でも政権交代を」

(敬称略)

(2010年2月18日 読売新聞)


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