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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1204チバQ:2010/02/24(水) 23:17:18
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001002180001
【多選・県知事16年】3:空気
2010年02月18日


谷本正憲知事(右から4番目)の選対事務所開き。自民、民主両県連の幹部や国会議員らが参加。「心を一つに頑張ろう」と気勢を上げた=13日、金沢市西念3丁目

◆実利優先 オール与党◆


 1994年。当時副知事だった谷本正憲知事(64)は、社会、新生、公明、民社など細川政権連立与党の統一候補として擁立され、自民党の推薦候補を接戦の末に破った。


 その自民も次の選挙から谷本陣営に転じ、合従連衡の末に生まれた民主党も支持する。共産党を除くオール与党体制は今回、多選批判で揺らぐかに見えたが、夏の参院選に向けて「実利」を優先する政党の思惑で守られた。


〜*参院選にらみ批判より打算*〜


 今月12日。加賀市内を遊説中の桑原豊・民主党元衆院議員(64)の携帯電話に、横路孝弘・衆院議長(69)から連絡が入った。桑原氏は議員時代、横路氏を中心とした党内グループで活動していた。


 「申し訳ない。2人は出せない」


 桑原氏は、全国最多の5選を目指す谷本知事を支持する党県連の決定に反発。多選阻止を掲げ、昨年12月に知事選への立候補を表明した。今月21日に地元・七尾市で開く集会に、横路グループの仲間ら親交のある国会議員2人を「友人として」招こうと計画していた。


 彼らが処分されるかもしれない――。横路氏は、党内から圧力がかかったことを示唆したという。


 「ここまでやるのか。言論の自由はどこへ行ってしまったんだ」。陣営幹部は憤る。


 民主党は本来、多選に否定的だ。知事の推薦は3期までに制限しており、昨年の総選挙前に発表した党政策集にも「首長の4選禁止の制度化について検討」と記している。


 だが、地方組織の強化を掲げる小沢一郎幹事長の求めで集団入党した県議会会派・新進石川は、谷本知事の強固な支持母体だ。県連はその意向を優先した。


 党の基本理念に目をつむって5選支持を決めた県連が期待するのは、参院選への波及効果だ。擁立する元総務官僚の西原啓氏(50)の知名度を上げるには、応援の名目で知事と同席させるのが効果的との打算が働く。


 谷本知事も敏感に空気を読む。今月16日、過密スケジュールを割いて知事室に西原氏を招き入れ、「みこしにのったら当選させてやるというもんだから。激戦だったねえ」と上機嫌で自分の初当選を振り返ってみせた。


     ■


 「参院選優先」は、昨年末に谷本知事の推薦を決めた自民党県連も同じだ。


 政権交代に危機感を強めた中堅・若手県議の一部は昨年秋、党の存在意義を打ち出そうと、岡田直樹参院議員(47)を軸とした独自候補の擁立を主張し始めた。「多選は是か非か。若さもある。岡田が出れば勝つ自信があった」と“主戦派”の県議は話す。


 だが、幹事長の福村章県議(71)=小松市選挙区=ら、金沢以外の県議には慎重派も多かった。


 福村氏は改選を迎える岡田氏で参院選に必勝を期すべきだと主張。昨年11月には谷本知事と森喜朗元首相の東京都内での会談を仲介するなど、5選容認に早くから動いた。


 「県連の空気をみて考えます」。森氏は不介入の姿勢を崩さなかったが、「空気」は知事とのパイプを維持したい容認派優勢に流れ、岡田氏は立候補を断念した。


 「嵐のような知事選をやったら参院選でみんな弱り果ててしまう」。福村氏は新年互礼会に谷本知事を招いて相乗りの妥当性を強調。同時に「政策協定に小松のことはしっかり入れさせていただきました」と、“役得”のアピールも忘れなかった。


     ■


 鳩山政権は、国のひも付き補助金を地方が自由に使える「一括交付金」に改める方針だ。県内のある首長は「その金をどう配分するか、知事の権限は非常に強くなる」と指摘する。地方分権で力をつける知事に対するチェック機能もまた、重みを増す。


 全国初の多選禁止条例を制定した神奈川県の松沢成文知事(51)は、政党相乗りの構図にも警鐘を鳴らす。「オール与党体制を組むと県民を意識しなくてよくなる。知事と仲良くなって予算もらって。そうなると『多選禁止なんて余計なこと言うな』となってしまうね」


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