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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1203チバQ:2010/02/24(水) 23:16:42
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001002170005
【多選・県知事16年】2:姿勢
2010年02月17日


商談会で参加企業の説明を聞く谷本正憲知事(右から2人目)と日産自動車の役員ら=1月28日、神奈川県厚木市の日産自動車テクニカルセンター

◇能吏 対話も「役人流」◇


=公務分刻み、異論には距離=


 1月28日朝。県議会開会4日前の慌ただしい日程を縫って、谷本正憲知事は神奈川県厚木市の日産自動車テクニカルセンターにいた。


 県の肝いりで08年に始めた「技術提案型展示商談会」。県内の中小企業が日本を代表するメーカーに技術力を売り込む企画だ。トヨタ自動車、三菱重工に続く3回目の今年も、谷本知事が恒例のトップセールスに駆けつけた。


 日産役員とブースを巡って懇談。「世界に冠たる企業の厳しい注文は、刺激になるよねえ」。周囲に気さくに語りかけ、1時間の滞在を終えると空港に直行した。午後は七尾市で公演を控えていた俳優の仲代達矢さんを激励し、夜は金沢で会合を三つ回った。


 64歳の谷本知事のフットワークは軽快だ。分刻みの日程をこなし、週末もイベントや会合で県内外を走る。昨年11月の1カ月間、公務のない日は1日もなかった。


 「単なるパフォーマンスではなしに、トップが思いを伝えるというのは、大変大事なことだと思いますね」。「現場第一」は、今回の選挙戦でも掲げるモットーだ。


 手腕にも定評がある。旧自治省出身、県副知事から知事に就き、役所の世界で40年以上生きてきた。自治省の後輩で、昨年5選を果たした橋本昌・茨城県知事(64)らとともに全国知事会の副会長を務め、次期会長の有力候補にも名前が挙がる。


 「優秀な官僚という感じがするね、普通の政治家というよりは。知事会でも非常に整理した、その場にふさわしい発言をする」。高知県知事を4期16年務めた橋本大二郎氏(63)は評する。


      ■           ■


 折り紙付きの“能吏”は、政治姿勢にも「役人らしさ」をのぞかせる。


 「2分だけでも被災者の声を聞いてほしい」


 08年9月、「浅野川水害被害者の会」事務局長の吉島聖和さん(61)が秘書課に谷本知事との面会を求めたが、4日後に面会に応じたのは土木部長だった。


 同年7月の豪雨で金沢市内の浅野川がはんらんし、県が管理する堤防の切れ目の閉鎖が遅れ、汚泥は町へ流れ込んだ。生活や仕事の場を奪われた住民たちは、補償による一刻も早い救済を求めていた。「知事に私たちの声が届けば、ミスを認め、できる限りの支援をしてくれるはず」という吉島さんの思いは通じなかった。


 翌月、思わぬ形で「面会」が実現した。金沢市内で開かれる「いしかわシティカレッジ」の講座で知事が講師を務めると知った被災者の小坂直樹さん(44)が会場に出向き、質疑応答に手を挙げた。


 「知事も現場にもっと来てください。日雇いで生活をしのいでいる人もいるんです」
 小坂さんの訴えに、谷本知事は「当日に現場を回った」と反論。「職員は色んな対応をしていて結果的に閉鎖が遅れた」「(閉鎖の遅れとの)因果関係を分析しないと判断できない」と慎重に言葉を選び、「私は住民側の立場に立っている」と語気を強めた。


 その1カ月後に開かれた住民説明会に知事の姿はなく、土木部技監や課長が出席。技監は「閉鎖しても被害は防げなかった」と補償を拒んだ。吉島さんや小坂さんら被災者70人は翌年、県を提訴した。


 「私たちと意見が違うのだとしても……」。小坂さんは今も違和感をぬぐえない。


 「知事が被災者と会って、言葉をかけてくれたら気持ちは違った。政治家って、そういうものじゃないですか?」


 「都合が悪い場には、知事本人より周囲が出したがらない。『上』に累を及ぼしたくないから」。元県職員の40代男性は“役人の論理”をこう解説する。


 「県職員には扱いやすい知事。役人にとって『突拍子もないこと』は、決してやらない人だから」


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