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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1191チバQ:2010/02/20(土) 10:44:42
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001002180004
検証「理想郷」(上)激震 防災重視に急転
2010年02月18日


地域防災訓練に臨む自主防災組織のメンバーは、高齢化が進む=09年12月、静岡市葵区

 「ついに来たか」。突き上げるような揺れに、誰もが東海地震を思い起こした。2009年8月11日午前5時7分。県内では65年ぶりとなる震度6を超える揺れだった。


 県庁で午前6時から始まった本部員会議。緊急参集した県幹部の目に、川勝平太知事の表情は緊張しているように映った。死者1人、負傷者311人、建物の一部損壊8392軒(09年11月24日現在)。揺れの大きさの割に被害は軽かったが、川勝知事の認識は大きく変わった。


 マニフェストでは触れられもしなかった「防災」は、新年度予算案で一躍筆頭に挙がった。「地震以来、防災を重視する知事の発言が一気に増えた。切り替えてからは素早かった」と県幹部。川勝知事自らも「地震は天からの警鐘。災害を克服することがいかに大切か、身をもって知った」と振り返る。


 建物の無料耐震診断や補強工事を助成する「TOUKAI―0」。建設予算が軒並み縮減される中、前年とほぼ同様の9億円が確保された。02年の制度開始以来、補強実績は年平均1300戸ほどだが、新年度は一気に2千戸余の補強を目指す。これとは別に、県立高校などの耐震化を前倒しで実施するほか、新たに拠点病院の耐震化にも着手。川勝知事は「理想郷の基礎は安全、安心」と強調する。


 しかし、懸念もある。予算全体が「ソフト重視」の傾向をみせるなか、現場が「防災の要」とする人材育成は、耐震化ほどの進展を見せていないからだ。


 町内会ごとに組織し、地域防災の核となる自主防災組織。県内の組織率は99・9%で全国的にも極めて高い。しかし、整備開始は東海地震説が発表された30年以上前にさかのぼることから、高齢化が進んでいるのが実情だ。


 「メンバーは65歳くらいがメーン。地震発生時に援護が必要になる人もいる」。駿河湾沖地震で被害が大きかった牧之原市の地域防災指導員、藤田治之さん(65)は話す。倒壊家屋からの救助をまず担うのは隣近所。「防災意識はあっても、若者がいなければ、いざという時に動けないのでないか」。そんな思いもよぎるという。


 地域防災の担い手を育てようと、県は昨年度から中高年や女性、高校生らも対象に、防災士や地域リーダーの研修を始めている。新年度も同規模で継続するが、予算額は500万円。危機管理局の岩田孝仁危機報道監は「人材育成は金をかければいいというものではない」としたうえで、「自主防も作り上げるのに10年かかった。人材育成は急務だ」と指摘する。


    ◇


 川勝知事にとって初めての本格予算となる新年度予算案が発表された。目指す「理想郷ふじのくに」の実情と課題を探った。


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