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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

118千葉9区:2009/01/10(土) 01:07:08
■溝の深さ浮き彫り
 調整が難航していた自民党高岡市連(支部長・横田安弘県議)の役員人事は二十六日、総会開会の約三十分前にようやく決着した。市連役員人事が混迷する発端となった高岡市議会の主導権争い。総会では一致団結を誓い合ったものの、総会の流会という最悪の事態を防ぐ意味合いから一時的に合意したとの見方が強い。同市連の有権者に占める党員の比率は県内支部で最低であり、執行部は党勢の拡大とともに、今秋の知事選、次期衆院選に向けた体制づくりを急ぐ方針だが、直前まで人事が決まらない異例の事態は、両会派間の溝の深さを浮き彫りにした格好だ。

 役員人事がこじれたのは、昨年十二月の市議会最大会派・自民クラブの分裂が発端。自民ク会長ポストをめぐって衝突し、自民ク八人と自民高岡十人に分かれた。両会派のメンバーは国会議員や県議の系列とは言い切れず、市を二分した平成十六年の市長選の構図でもなく、複雑だ。

 その後は副議長人事をめぐる多数派工作、自民党員以外三人を含む新会派「自民高岡・新市民ク」の結成で、対立が深まった。現在、自民クが十二人、党員以外の三人を含む自民高岡・新市民クが十人。

 市連人事では自民クが主要ポストを担う案もあったが、自民高岡・新市民クが反発し、四役を両会派で分け合う折衷案が浮上。十四日の役員会で一応了解されたが、自民クを離脱した畠起也自民高岡・新市民ク会長の市連政調会長解任の手続きを支部長らが勝手に行ったとして「私は手をたたいて了承していない」と反発する声が上がり、中途半端なまま時間切れとなった。

 その後、水面下で協議されてきたが、まとまらないまま総会当日の二十六日を迎えた。この日は正午すぎから副支部長を務める県議四人と両会派の代表が断続的に協議。自民クは主要ポスト独占を主張したものの、自民高岡・新市民クも譲らず、膠着状態となった。高岡商工ビルでの総会開会の時間が迫る中、流会という事態を避けるため最終的には両会派が歩み寄り、四役を分け合い、委員長ポストは自民クの若手と議員以外が担うことでバランスを取った。両会派がそれぞれ会合を開いて受け入れを決め、総会開始三十分前の午後六時から開いた八役会で最終決定した。

 表面上は一致団結する形が整ったが、市議会では会派は分裂したまま、前市連政調会長の解任をめぐる手続き問題も〝灰色決着〟の状況だ。「党員以外と会派を組む自民高岡・新市民クが衆院選や知事選でどう対応するか、注視すべきだ」(市連幹部)との声もあり、対立は根深い。

 総会では、市連の平成十九年度の党員数が千三百六十六人で、有権者に占める割合は0・98パーセントと報告された。県内地域支部の平均2・67パーセントを大きく下回る最下位で、立て直しが待ったなしだ。

 支部長を中心とする新執行部は総会で一致団結をアピールしたが、今秋の知事選、激戦が予想される次期衆院選富山3区の公認問題、選挙態勢をどのように乗り切っていくのか、高岡市議会の主導権争いの行方とも絡み、不透明な要素が数多く残っている。(西嶋伸一高岡支社編集部記者)


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