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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1164チバQ:2010/01/29(金) 21:17:09
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000571001210001
県都の未来図


下 街づくりに住民参加の機運
2010年01月21日







◇◆広域合併 届きにくい地域の声◆◇


 冷蔵庫120台、軽乗用車10台、テレビ40台……。2007年5月末、紅葉の名所で有名な河内渓谷近くの津市芸濃町雲林院(うじい)の市道沿いに不法投棄されたトラック約30台分のごみが、10日間かけて運び出された。


 撤去したのは、市ではない。同町の住民らでつくる芸濃井戸端会のメンバーが自費で最終処分場まで運んだ。


 旧芸濃町は2006年、ほかの9市町村と合併して新・津市となった。芸濃井戸端会は02年、地域の将来を考えようと住民や町職員らで結成。24人が活動し、ごみの撤去は毎年続けている。


 旧芸濃町役場は市芸濃総合支所となり、職員は107人から30人に減った。高士稔代表(50)は「役場に決定権がなくなり、撤去を訴えても『金がない』と言う。ならば自分たちでと思った」。


 市や県も重い腰を上げ、産廃処分費用は全額負担することになった。グループは今、かつて町主導だったクリスマスイベントなどを手がけ、ほかの市民グループと、まちづくり協議会も立ちあげた。


 芸濃町から南西へ約40キロ。林業が盛んな旧美杉村のJR名松線伊勢奥津駅近くに、商工会の女性が古民家を改装して「かわせみ庵(あん)」をつくったのは、昨年3月のことだ。


 休日に無料でお茶を出し、地元の特産物を販売する。発案したのは、地元に住み、合併協議をきっかけにできた市民グループ「まちづくりの会・ケント」の副会長、中田かほるさん(64)だ。「桜の名所がある美杉を訪れる人たちをもてなせないかと思って」。背中を押したのは、地域の将来への不安だった。「合併で、美杉全体をどうするかという議論が出てきた。不景気なので『自分たちの力で何かせなあかん』という機運も生まれるようになった」


 住民主体の地域活動を支えると期待される自治基本条例は全国で次々制定され、県内では伊賀市が合併と同時につくった。同市には88の審議会や委員会があるが、市民から委員を募ることが増え、今は28の会議に市民が参加する。


 津市も、条例の制定の検討を新市の計画に盛り込み、市まちづくり市民委員会が素案をまとめ、最終報告書も出した。だが、9月議会では「市民が主体的にまちづくりに参加いただくことが条例のめざす目標。実のあるものとするためモデル的に進める」(吉岡泰三・政策財務部長)と制定を先送りしてしまった。


 まちづくり市民委員で、ケント会長の森錦一さん(78)は市の姿勢に首をひねる。「バックボーンとなる条例ができて初めて行政、住民の双方の責任が明らかになり、次の政策につなげられるのに」。(連載は藤崎麻里が担当しました)


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