したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1163チバQ:2010/01/29(金) 21:16:42
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000571001200001
県都の未来図


中 駆け込み事業の負担重く
2010年01月20日







◇◆合併が財政悪化を促した◆◇


 「本当に必要かどうかをもう一度考えることも、この時代には必要ではないか。進めるだけが事業ではない」


 昨年11月中旬の久居地区地域審議会。市民委員から厳しい意見が出た。今月19日にも同様の意見があった。市の担当者は「まさか、久居で反対があるとは」と戸惑う。


 やり玉に挙がったのが、副都市の核と位置づける久居駅東側周辺の整備事業。ホールや民間商業施設などに約30億円を投じる計画で、昨秋、設計担当の民間事業者を選んだ。市民の指摘は1997年完成の駅西側のビル「ポルタひさい」にもテナントの空きが目立ち、活性化につながっていない点にあった。


 2006年、10市町村が合併して新・津市になる際、それぞれ必要性の高い2事業を出してもらった。合併特例債を活用した最終処分場建設や学校施設の耐震化などがあり、この事業もその20事業の一つだった。合併への反発が強かった旧久居市に配慮して進めてきた案件だっただけに、津市都市整備課の担当者は「総合計画でも位置づけられ、その下で動いているので……」と歯切れは悪かった。


 合併後の津市の財政は、悪化が著しい。三位一体の改革による地方交付税のカットなどが影響し、自治体の財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、「適正」の70〜80%を超え、08年度は93%。将来の投資に回すお金がない状態だが、久居駅東側の整備事業などの大型事業が近く動き出す。


 合併直前の「駆け込み事業」も財政悪化の一因だ。旧白山町が04年に完成させた白山総合文化センターは、基金を取り崩して約21億円の総事業費の一部に充てた。旧芸濃町が建設した市芸濃庁舎には、保健福祉センターの入浴施設を作ったが、利用者が少なく早くも閉鎖した。「駆け込み」は7施設あり、総事業費は計73億2千万円。新津市に31億6千万円の借金というツケが残った。


 一方、合併で行政の効率化が進むはずだったが、公民館は合併前と同じ58カ所。旧町村の方針が踏襲され一部は無料のままだ。10カ所のホールも存続し、こうした公共施設の維持管理経費は08年度だけで約7億4千万円を計上。津市の担当者は「地域の思いですから」と言うだけで、議員の反対もあって、見直しは進まない。


 合併後の津市の財政を分析した社団法人大阪自治体問題研究所の初村尤而(ゆうし)理事は「津市は合併ありきだった」と指摘する。14市町村が合併した新潟県上越市では、地方債償還額と基金の残高に応じて合併後の事業費に差をつけ、駆け込みを回避したという。「市民が事業仕分けや検討会議など参加できる方法で現在の事業を見直す必要がある」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板