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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1084チバQ:2009/12/14(月) 12:23:36
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000912140001
【民主党手探りの助走】(下)深まる亀裂
2009年12月14日


11月28日、民主党に入党して一川保夫・県連代表と握手する金原博・新進石川会長(中央右)=金沢市内

◆新進への配慮 裏目◆


 今月6日、民主党県連の意思決定機関である常任幹事会は、来年3月の知事選で全国最多に並ぶ5選をめざす谷本正憲氏の支持を決めた。


 「いろんな意見ありましたが圧倒多数で決めました」


 非公開の会を終え、幹事長の中谷喜和県議が報道陣に説明した。最後まで異を唱えた桑原豊・元衆院議員と沢田貞県議は途中退席していた。


 民主党は知事選で多選制限基準を設けており、推薦は3期まで。だが、県連は独自に支持を決定した。最古参の桑原氏は「多選を認めないのが党是だ」と反発したが、「きょう決めさせてほしい」と急ぐ代表の一川保夫・参院議員や中谷氏に押し切られた。


 その5日後、桑原氏は自らが知事選に立つことを表明した。「我々は議論を下から積み上げていく。トップダウンには違和感がある」。県連が発足した1998年から初代の代表を務めた桑原氏は、記者会見で嘆いてみせた。


     ◆


 「6日に決めてくれ」


 中谷氏にこうくぎを刺していたのは、県議8人が11月に集団入党した県議会第2会派「新進石川」の宇野邦夫幹事長だった。


 谷本氏の擁立から深くかかわり、「谷本県政の生みの親」を自認する新進石川の面々。9月に早々と5選支持を決め、県連に同調を求めた。もし自民党が先に谷本支持を決めたら県連内の反対派が「相乗り批判」で勢いづくと、宇野氏は警戒していた。


 故・奥田敬和氏の支持基盤「奥田党」の流れをくみ、数々の国政選挙で勝利を収めてきた新進石川は、8月の総選挙でも民主党陣営の中核になった。前からの県連所属県議は、桑原氏と同じ自治労出身の中谷、沢田両氏ら3人。保守系の新進石川との合流は、地方強化を狙う小沢一郎・党幹事長の肝いりだった。


 異論を封じ込め、生まれたばかりの結束を最優先した県連。その代償は、分裂の危機となって跳ね返ってきた。


     ◆


 「難しい立場ですよね。組織をとるか、人情をとるか」


 石川3区の近藤和也衆院議員は気が重い。桑原氏の退席に危うい気配を感じて、立候補を思いとどまるよう説得するつもりだったが、間に合わなかった。


 近藤氏は過去に3区で2度戦った桑原氏に選対本部長代行に就いてもらい、総選挙で大接戦を制した。当選後は、陳情に訪れた首長に「脱・自民」を迫るなど保守地盤への食い込みを模索しているが、3区内の県議14人のうち13人を自民党が占める圧倒的不利は変わらない。桑原氏の影響力が残る連合石川の労働組合が、今も頼みの綱だ。


 「谷本さんが好きだという人も、桑原さんだという人もいる」という支持層の分裂は、自民党に反転攻勢のきっかけを与える危険もはらむ。近藤氏は、恩人の“決起”への態度を決めかねている。


 「地方選挙では、同じ党で対立することは随所にある。民主党分裂にはならない」。桑原氏は立候補表明会見でこう主張し、「(知事選後は)また一致結束してやれる」と言い切った。板挟みの立場の中谷氏も「懲罰とか、処分とか個人的には思ってはいない」と慎重に言葉を選ぶ。


 だが、新進石川の反発は激しい。「(桑原氏は)昔の名前で出ています。民主党は谷本。“一般人”が選挙に出るのが、わしらに関係あるか?」。宇野氏は突き放す。


 「ぐちゃぐちゃな県連なら作りなおした方がいいという思いも、桑原さんにはあるかもしれない」と近藤氏。“創設の功労者”と“党内党”のかりそめの同居は早くも破局のふちに立っている。


(矢代正晶、大畠正吾)


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