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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1013チバQ:2009/11/13(金) 00:45:51
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000911070001
融和を求めて  射水市長選 【上】
2009年11月07日





10月中旬の統合庁舎問題を考える集会には、多くの住民が集まった=射水市戸破

蒸し返される対立


新しい統合庁舎



 10月中旬、射水市の小杉地区で「統合庁舎問題を考える集会」が開かれた。パネリストとなった地元の会社員や元議員らからは、新庁舎建設に向かう市の姿勢に次々と疑問の声が投げかけられた。


 「財政が厳しい中で建設費の負担は重い」「現在の庁舎跡地の利用法があやふやだ」


 日曜日にもかかわらず、多数の住民が会場を埋め、熱心に耳を傾けた。



■合併時の課題


 05年11月、旧新湊市と射水郡4町村が合併して誕生した射水市。合併協議から持ち越した庁舎問題は、いまも新市最大の行政課題だ。


 合併協定書には「合併後、改めて新しい事務所の位置を決定し、庁舎の整備をはかる」と記された。新市誕生から4年がたったいまも、旧5市町村の庁舎などをそれぞれ使う分庁舎方式が続いている。


 新市の初代市長となった分家静男市長は「利便性や効率性から、一日も早い統合庁舎の建設が不可欠」とし、市民5千人へのアンケートや、市民を交えた検討懇話会の議論などをふまえ、「統合庁舎は必要」と結論づけた。理由に、利便性の向上や防災機能の強化のほか、維持管理費や職員の削減にともなう行財政改革を挙げる。


 旧庁舎は、最も新しいものでも築20年近くたち、耐震性の不足や、老朽化が目立つ。


 市によると、分庁舎方式の場合、電気代や設備の点検といった維持管理費が高くつくほか、改築も必要になり、平成50年度までに121億円かかるという。統合庁舎の場合、65億円(当初は75億円と発表)の建設費は、15年度までに完成させれば合併特例債が一部活用できる。維持管理費とあわせても、市の負担は64億円ですむとしている。


 ただ、市の借金は1千億円にのぼり、毎年50億円を借金の返済にあてるなど、財政は厳しい。不況が追い打ちをかけ、分庁舎の先行きのめどもたたず、「建設は今じゃなくても」との声が上がる。


■基本構想 宙に


 旧自治体の感情もからむ。7月下旬、統合庁舎の規模や建設候補地を盛り込む「基本構想」を作る委員会の3回目の会合で、小杉地区の委員が「合併を巡って住民投票までやった小杉の思いがある。こんなに簡単に決めてもらっては困る」と強く訴えた。


 小杉地区は合併前、「市庁舎、議会は小杉町に」と求めた。新しい統合庁舎が小杉以外の場所にできれば、地区が廃れるとの不安は根強い。結局、8月までに作る予定だった基本構想は、宙に浮いた。


 10月に開かれた、市長選の立候補予定者による公開討論会でコーディネーターを務めた東北大の河村和徳准教授(政治意識論)によると、合併した各地の自治体の首長選で、融和を進めたい人と合併の恩恵を受けなかった人の対立のシンボルとして庁舎問題が蒸し返されているという。


 河村准教授は、外からの視点で、射水市の課題をこう指摘する。「『庁舎をどうする』がワンフレーズになり、どんなまちにしたいのか、誰も描けていない」


    ◇


 射水市で15日、市長選と市議会議員選が投開票される。5市町村が合併して4年がたった県内第三の都市の課題を報告する。(この連載は、中林加南子が担当します)


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