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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

968チバQ:2010/07/23(金) 23:46:30
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100721ddlk30010318000c.html
県都の現場から:’10和歌山市長選を前に/上 生活保護 /和歌山
 ◇財政難の市に重い負担 「仕事ない」悩む受給者
 「保護切られたら明日ないねん」。日焼けした男性(57)の声が上ずった。30年以上働いた化学工場を辞めた後、1年半の路上生活を経て、09年9月から生活保護を受けてやっと和歌山市内のアパートに入居できた。その後、求職活動は続けているが面接さえ実現しない。市の職員からは「短期でもいいから」と助言を受けるが、「期間が決まっていても稼ぎがあると保護は止まる。慎重になるやん」。不安がのぞく。

 財政難に悩む和歌山市に、生活保護費は重くのしかかっている。今年度一般会計当初予算では、143億円と全体の約11%を占めた。受給世帯は4月末で5770世帯、7564人。人口1000人当たりの受給者数を示す保護率は20・47で、全国平均の14・5を上回って、40の中核市中ワースト10位だ。

 市は4月、独自の取り組みを始めた。受給者の健康改善と適正受診を図り、保護費の52%を占める医療扶助費を削減しようと、医療・健康の専門家によるチームを新設して、健康指導を実施。さらに就労支援の専門員を2人配置し、すでに40人が就職した。

 住居についても、07年10月から市営住宅2部屋をNPO団体に権利金なしで月額約1万円で貸し、保護が受けやすい状況を促した。ただ、ハローワークまでは自転車で片道1時間と立地条件が悪いうえ、権利金を取らない民間業者も現れ、今年1月からは空き部屋となった。

 また、09年7月から独自の労働相談窓口を設けている。しかし、市内の有効求人倍率は0・47倍(5月末)で県全体の0・53倍(同)を下回る。5年以上保護を受け続けている受給者は半数を越え、高齢者や障害者など仕事に就けない層は全体の8割にも上る。

 就職した食品会社が立て続けに倒産し、6月から2度目の保護を受ける男性(36)は「就労のブランクが長引けば世間とのズレも広がる。個人の努力だけでは解決できないと思う」と嘆く。

 国の基準では1人のケースワーカーが担当する適正世帯数は80だが、09年12月現在で市は102。今年4月に市はケースワーカー補助員8人を非常勤職員として採用し、職員の人員削減との整合性をとりながらやりくりしているが、十分な数とはいえない。ホームレス支援に10年以上携わる「NPO和歌山ホームレス支援機構」の太田勝理事長(71)は「生活保護はゴールではない。再び生活破綻(はたん)に陥らないためのケアは依然十分ではない」と訴える。

    ◇

 県都・和歌山市の行方を決める市長選(25日告示、8月1日投開票)を前に、市政の現場を歩いた。【藤顕一郎】


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