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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

8551OS5:2025/09/25(木) 08:47:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/592e2316b09cf1eac43be5723813e2b2c34f6344
大阪・岸和田前市長 賄賂疑惑の建設業者との関係 過去に疑問視 市庁舎工事で不審な経緯
9/25(木) 7:32配信


産経新聞

前市長が立件された汚職事件の舞台の一つとなった岸和田競輪場=大阪府岸和田市

大阪府岸和田市発注の工事を巡る汚職事件で、別の2件の工事でも入札の最低制限価格を漏らしたほか、賄賂として計1900万円を受け取ったとして、大阪地検特捜部は24日、収賄と官製談合防止法違反などの疑いで、前市長の永野耕平容疑者(47)を再逮捕した。当時、市長在任中だった。特捜部は永野容疑者の認否を明らかにしていない。

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汚職事件の舞台の一つとなった「岸和田競輪場施設整備工事」を受注した建設業者と永野容疑者との関係については、これまでにも疑惑の目を向けられることがあった。

この建設業者は岸和田市内に本店、大阪市中央区に本社を置く。令和3年5月に入札があった工事は市の競輪場整備計画の一環で、下回れば失格となる非公表の最低制限価格は3億4754万6千円(税抜き)に設定されていたが、この建設業者がわずか2千円上回るだけの3億4754万8千円(同)で落札した。

入札には計6社が応じ、最低制限価格を下回って失格になった業者もあった。特捜部によると、永野容疑者が入札に先立ち、社長(今年7月に辞任)に対して電話で最低制限価格を伝えたという。

永野容疑者はほかにも3年8月と昨年5月の計2件の工事の入札で社長に最低制限価格を漏らした疑いがある。一方で社長側は3回にわたり、便宜供与の見返りに現金計1900万円を永野容疑者に貸したとされる。

この建設業者が関わり2年度に進められた市庁舎の建て替え工事を巡っては、市議会で事業者の選定経緯が疑問視され、本契約を結ぶための議案が否決される事態も起きた。

現庁舎は昭和29年に建設され老朽化していることから、市は令和元年度に基本計画を策定。約130億円かけて現在の場所に新庁舎を建設することを計画した。

公募型プロポーザル方式の事業者選定では、1次審査を3つの共同企業体(JV)が通過。しかし、2年11月、2JVの関係者が選定委員の一人である当時の副市長を訪れ、市役所に名刺を置いて帰った行為が規定に反するとして2JVを失格とし、残ったJVと仮契約。地元企業としてこのJVに参加していたのが、問題の建設業者だった。

失格の判断は外部選定委員に諮らず、市が独断で行っており、委員が反発し、5人のうち4人が辞任。市議会も3年3月、「選定の公平性、透明性が担保されていない」として、本契約を結ぶための議案を反対多数で否決した。

今でも市内のある業者は「名刺を置いていっただけで失格にするなんて不自然すぎる」と首をかしげる。業者の間では、永野容疑者とこの建設業者との「癒着」を疑う声もあったという。

新庁舎整備事業はその後も計画が二転三転。今年4月の市長選で永野容疑者を破った佐野英利市長のもとで、改めて事業者選定が始まっている。

佐野市長は永野容疑者の起訴を受け、「市民のみなさまに不安を与える結果となり、誠に残念に思います。今後とも信頼回復のため、公平・公正な入札事務の執行に努めてまいります」とコメントした。(倉持亮)


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