したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

830チバQ:2010/04/18(日) 13:18:25
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001004160003
新市の選択 近江八幡市長選〈上〉
2010年04月16日
くす玉を割り、晴れやかな船出を演出した新・近江八幡市役所開庁式。そこに大林宏・旧安土町長の姿はなかった=3月21日

【合併の「傷」抱え船出/地域自治区に命運乗せ】


 合併から20日後の今月10日、旧安土町。旧町で合併反対運動を主導した「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」が、合併後初の集会を開いた。


 「合併で安土町はぐちゃぐちゃにされた。この痛みは取れません。配られた新・近江八幡市の広報誌は読まずに捨てました」。参加者の女性の発言に、会場は静まりかえった。


 この1年あまり、旧安土町は合併の是非をめぐり揺れに揺れた。


 町長リコール住民投票(昨年8月)、出直し町長選(同10月)、町議会リコール住民投票(今年2月)、出直し町議選(同3月)・・・。4度の直接投票で示された民意は、合併が法的に確定した後だったにもかかわらず、すべて「合併NO」だった。それでも出直し町議選の1週間後、合併は成立した。


 3月21日の新・近江八幡市の開庁式。前日まで安土町長だった大林宏さん(70)は式典に参加せず、自宅で過ごした。町長になる前は「みんなの会」代表だった。後を引き継いだ白木敬祐代表(72)は、合併の賛否に割れた町の1年を振り返る。「親友と縁が切れたという人もいた。ごり押し合併が残した傷だ」


    ■  ■


 曲折の末に成立した合併で、旧町民の生活はどう変わるのか。「みんなの会」によると、旧町に比べ行政サービスの低下が懸念される分野がいくつかある。


 介護用紙おむつの助成対象が全世帯から低所得世帯のみへ▽介護保険料(月額2890円)が2012年度から新市(現在3688円)の基準に統一され、負担増の可能性がある▽辞書や自転車通学用ヘルメットなど卒園卒業、入学の子どもたちへのプレゼントが続く保証はない▽人間ドックの助成対象が35歳から40歳へ――。


 ただ、市によると人間ドックの助成額は、旧町の2分の1に対し新市は3分の2に。旧町で所得制限があった母子家庭や障害者の医療費助成も新市に制限はなく、合併により恩恵を受ける面もある。


 諸制度の変更よりも、大林さんが懸念するのは身内感覚で職員が動いたという旧町時代の住民サービスが続くかどうかだ。今月10日の集会でも、参加者から「安土は地域のコミュニティーが完成されていた。それが合併で壊れるのが怖い」との声があった。


 新市は、合併に不安を抱く旧町民に配慮して「安土町地域自治区」を設置した。期間は10年。区長は新市長が指名する。街づくりや産業・観光振興などを課題に地域協議会をつくり、区長は市長に意見を述べる権限を持つ。


    ■  ■


 「みんなの会」は、会の名称から「急ぐな合併」を外し、「守ろう安土みんなの会」として活動を続けることを決めた。地域自治区にどれだけの権限が委ねられるのか。旧町への財政支援は十分か。地域協議会の人選は公平公正か。それらを見守ってゆく。


 「これからどんな弊害が出るかわからない」と、大林さん。「住民合意のない合併には致命的な欠陥がある」


 新市にとっては、旧町民の不満が高まれば新市から分離独立する「分立(ぶん・りゅう)」運動が起きかねない不安を抱えての船出となった。


     ◇


 市町合併に伴う18日告示、25日投開票の新・近江八幡市長選を前に、新市の抱える課題を2回にわたり報告する。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板