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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7924OS5:2023/12/08(金) 17:05:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/94ac4f599690cf5d23c22b9c12b397d5cfda6d26
維新、和歌山で「身を切る改革」巡り内紛…党関係者「せっかくの勢いに自ら水差す」
12/8(金) 17:00配信
読売新聞オンライン
維新の和歌山県総支部を巡る構図

 日本維新の会が4月の衆院補欠選挙で初めて小選挙区の議席を得た和歌山県で、看板政策の「身を切る改革」を巡る内紛が起きている。議員報酬の削減に従わなかったとして、県総支部が県議を処分したことに反発した和歌山市議2人が、総支部役員の解任を要求。総支部はこの2人を除名と離党勧告処分とした。市議の1人は処分を不服として裁判で争う構えだ。

 発端は、4月の県議選で再選された林隆一県議(60)が1期目の任期中に議員報酬の一部を寄付しなかったとして、維新の県総支部から10月10日に離党勧告処分を受けたことだった。林県議は、4月の衆院和歌山1区補選に維新から出馬し、自民党候補らを破って初当選した林佑美氏(42)の夫だ。

 「身を切る改革」を掲げる維新は、所属議員に対し議員報酬の一部を被災地などに寄付することを義務づけている。林県議が1期目だった当時、県議は月7万円を寄付する必要があった。

 林県議は2期目当選後の今年6月、豪雨の見舞金として和歌山県紀美野町に1期目分の500万円を寄付した。林県議は記者会見で「寄付が遅れることは総支部幹部の了承を得ていた」と主張したが、総支部は否定。林県議は10月27日に離党した。

 これに反発したのが、4月の和歌山市議選で初当選した志賀弘明氏(68)と新古祐子氏(51)だった。「違法な離党勧告を主導し、混乱を招いた」として、総支部代表の井上英孝衆院議員(大阪1区)ら5人に対する解任請求書を11月15日に提出した。

 しかし、総支部は今月5日、林県議の記者会見に許可なく同席したことや、事実誤認で役員への誹謗中傷とも取れる解任請求書を出したことなどを理由に、志賀氏を除名、新古氏を離党勧告処分とした。志賀氏は、党への連絡や相談がないことなどからより重い処分とした。

 総支部の浦平美博幹事長(県議)は「身勝手な行為を許せば、組織が成り立たない」と説明。志賀氏は「自分たちに都合の悪い人間を排除したいのだと思う。処分は不当で、訴訟を検討する」と述べた。新古氏は離党するという。

 和歌山では、維新は衆院和歌山1区補選で勝利したほか、4月の統一地方選の県議選で1から3に、和歌山市議選で2から4に議席を増やした。党関係者からは「せっかくの勢いに自ら水を差している」との嘆きも漏れる。


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