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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7235チバQ:2022/03/02(水) 20:00:05
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-427509.html
長浜市長選、大差の理由は 記者が振り返る
2022/03/02 05:00中日新聞Web

長浜市長選、大差の理由は 記者が振り返る

選挙期間中、屋内集会を控え、野外での選挙活動に重点を置いた浅見さん(右)=2月22日、長浜市佐野町で

(中日新聞Web)

 二月二十七日投開票された長浜市長選は、無所属で新人の浅見宣義さん(62)が、四選を目指した無所属現職の藤井勇治さん(72)のほか、無所属の中川亮さん(39)、日本維新の会公認の梅本博史さん(64)の新人二人に大勝した。選挙戦を担当記者が振り返った。

 M 浅見さんが藤井さんにダブルスコアに近い差をつけた。なぜこんなに大差がついたんだろう。

 I もともと接戦もしくは浅見さん有利との見方はあった。自民系市議らの支持が藤井さんと浅見さんに分かれて、保守層が分裂したから。そこに藤井さんの新型コロナ感染を巡るイメージ低下が決定打になったと思う。「三期が潮時ではないか」と迷っていた有権者が、浅見さんに一気に傾いたんじゃないか。

 K 藤井さんは七十二歳。新型コロナで肺炎になったので、回復しても市長の激務に耐えられるか、不安に思った人も多かったのでは。陣営は音声を公開して健在をアピールしたけど、効果はあまりなかったかも。藤井さんの演説会に登壇した国会議員は「本来なら候補者の熱が周りを動かし、票が増える。それが今回はない」と語っていた。本人不在の影響は大きそう。無念だろうね。

 M 浅見さんは真面目なイメージだが、知名度はそれほどない。何が有権者を引きつけたのかな。

 K 改革会議の設置などを通じて、市民の声を聞く姿勢を見せた。合併後、軽視されていると感じていた周辺部の人たちが、不満に耳を傾けてくれることを重視した。十一月に後援会を立ち上げ、会員は選挙直前で五千人ほどになっていたらしい。それなりの組織力があったと見ていい。

 I 浅見さんが感染リスクを考えて屋内集会を自粛し、野外演説会に徹した点は誠実な印象を受けた。ただ、公約は疲弊した地域を再生に向かわせると期待を抱かせる内容に乏しかった。藤井さんの支持が揺らいでいたところに、東大卒の判事で、改革派のイメージがある浅見さんが現れ、相対的に期待感が高まったのだと思う。

 M 藤井さんは三期十二年の実績から多くの団体が支持し、盤石ではなかったのか。

 I 藤井さんにとっては、二万二千票以上とされた基礎票の流出を、いかに食い止めるかの防衛戦だった。経済団体や労組など幅広い団体の推薦を受けたが、団体の上層部は藤井さん支持でも、さまざまな逆風の中で末端まで引き締めが効かなかった。「交付金が全国十二位」をPRしたが、地域の豊かさにつながっているとの実感を市民が持てなかったのでは。四期目も任せたいと思わせる新しい公約が打ち出せなかったのが痛かった。病院再編の公約も他候補との違いが見えなかった。

 M 中川さんの得票が伸びた要因は。

 K 中川さんと支援した市議の直近の市議選の得票数は計五千票ほど。市政の転換を求める層のうち一定数が若さに期待して投票し、票が上積みされた。

 I 若い人同士の横のつながりでうまく票を掘り起こしたようだ。五万円給付を大々的に公約に掲げたのは、集票目的のバラマキに感じた。各地で現金給付を公約を掲げた候補が当選後、議会で否決されるケースが相次いでいる。しかもコロナ禍の現金給付が消費喚起につながらず、銀行の預金に回っていることは各方面から指摘されている。

 M 梅本さんは維新の公認だったが、得票が伸び悩んだ。

 K 震災に対応する仮設住宅の備蓄など、独創的な公約もあったが、やはり首長選と国政選挙は違った。前回衆院選では、維新が反自民票の受け皿となって伸びた要素が大きい。

 M 浅見さんの今後の市政運営に期待することは。

 I 法の番人だった経験を生かして、一部の利益になるような政治ではなく、公正に、本当に困っている人、助けを必要としている人たちに支援の手を差し伸べるような行政運営をしてほしい。


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