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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

671チバQ:2009/12/19(土) 19:56:11
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/osaka_h/20091219kf01.htm
平松考 民間大阪市長の中間決算<下>語り滑らか発信力は「?」


大阪府庁舎移転の後押しで府議会との意見交換を終え、手応えを語る平松市長(左)と橋下知事。2人の政治手法は大きく異なる(10月21日、府庁で) 「260万市民の生活に責任を持つ市長として、おかしいと思えば、おかしいと言うのは当然ではないでしょうか」

 9月15日の大阪市議会。民主政権が打ち出した補正予算の一部凍結について、市長の平松邦夫が賛否を明らかにせず、「国に説明責任がある」などとあいまいな答弁を繰り返すと、質問した公明市議が声を張り上げ、そう詰め寄った。

 「ぼったくりバー」の一言で国直轄事業負担金の見直し論議を巻き起こした大阪府知事の橋下徹を引き合いに出し、市議はさらに答弁を迫ったが、平松は最後まで歯切れの良い言葉を口にすることはなかった。

 助役出身のトップが続いた市役所に、戦後初の民間人として乗り込んだ平松。言葉を武器にするアナウンサー出身で、知名度も高く、「発信力」を期待されたが、就任後は逆に、「地味」「目立たない」という印象が定着しつつある。

 メディア戦略で6月に登用された電通出身の市広報主幹、佐治幸次朗は「心地よい語り口はアナウンサーそのもの」とスピーチ力に太鼓判を押す。しかし、別のベテラン市議は「民間出身といっても経営者ではなくサラリーマン。原稿の朗読はうまいが、自分の言葉で発信しきれない」と手厳しい。


 メディアを席巻し、トップダウンで突き進む橋下との違いを問われるたび、平松は「知事は巨大なアドバルーン。私は地に足をつけ、そのひもを引き寄せている」と解説し、橋下の操縦役は自分だと強調する。

 しかし、2人の二人三脚で進展した府市連携も、実際はその多くを橋下が主導する。大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)の府による買い取りや水道事業の統合協議など、いずれも橋下の発案だ。ある市議は「市長は知事の後ろをついていってるだけ。終始、橋下ペースだ」と市が主導権を握れないことを苦々しく見る。

 今月、民間出身の副市長起用を野党議員の反発で見送った際、記者会見で「直前まで(否決覚悟で)本会議に問うつもりだったが、大人の判断をしろという周りの意見もあった」と述べた平松に、周辺はため息を漏らした。ある市幹部は「周りの意見を言う必要はなかった。トップが自身で判断できないイメージが広がりかねない」と言う。

 2年前、自ら「素人市長」と言って走り出した平松市政は、折り返しのポールを回る。これからは、「玄人」として市民を引っ張る高い目標と強い意志が求められるようになる。しかし最近も、与党市議から市長周辺に苦言が飛んだという。「市長はまだ政治家になり切れていない。このままでは孤立することになるぞ」

(敬称略)

(この連載は十郎浩史、神谷次郎が担当しました)
(2009年12月19日 読売新聞)


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