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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6511チバQ:2019/04/26(金) 10:45:19
■維新は「一軍」府連は「二軍」

 ダブル選と補選の連勝で大阪は「維新一強」体制となった。しかし、維新の母体である地域政党「大阪維新の会」はそもそも自民党府連と「同根」だ。

 維新の創設者の橋下徹前代表が大阪府知事だった21年4月、府政改革の姿勢に共鳴する松井一郎大阪市長ら当時の自民党若手府議ら6人が府議会の新会派「自民党・維新の会」を結成したのが出発点だ。

 府連はその後、自力で支持を広げることができず、大阪で自民の地盤沈下は進んだ。自民所属の国会議員は「言葉は悪いが、『一軍』が維新に行き、『二軍』が府連」と揶揄(やゆ)する。

 看板政策「大阪都構想」を訴えて突き進む維新を尻目に、自民党府連はダブル選の候補者選びで迷走。府知事選で俳優の辰巳琢郎氏の擁立を目指したが、党本部に説得を泣きついて党幹部をあきれさせた。

 市長選に擁立した元大阪市議の柳本顕(あきら)氏は夏の参院選で自民の公認を得ていたが、それを返上して臨んだ。推薦した公明党府本部の幹部は「参院選に出れば、相当高い確率で当選していたはずだった」と悔やむ。自民党は補選直後、参院選大阪選挙区(改選定数4)に2人目の公認候補を擁立しない方針を決めた。現職の太田房江氏と柳本氏の2人を公認していたが、ダブル選と補選の敗北続きで2人擁立による共倒れを懸念したためだ。

 「大阪の自民はどうにもならん。みんな好き勝手なことばっかりやっている」

 選挙後、府連幹部さえも自虐的にそう語り、自力での再生は望めそうにない。

 ただし、ダブル選と補選で首相官邸の動きが鈍かったことも敗戦に影響した。安倍晋三首相(自民党総裁)が宿願とする憲法改正には維新の協力が欠かせないことや、菅義偉(すが・よしひで)官房長官と松井氏の親交が深いことが背景にある。

 府連は「官邸は何もしてくれなかった」と不満を漏らすが、党選対関係者は「官邸が協力してくれなかったとか、共産党に抱きつかれたとか、府連は人のせいばかりにする。自分たちの力が足りないという反省はしない」と突き放した。

 「キャプテンがいないから打順も決められない。ポジションを固めてくれたらいいけどシートノックしても顔にぶつかっちゃう」

 党幹部はリーダー不在の府連の現状を野球に例え、こう説明した。

 補選後、永田町には衆参同日選を想定する「ダブル風」がまた吹き始めた。このままでは大阪は壊滅的な敗北を喫しかねない。今回の負けを「地域特有の事情」と予防線を張る向きもあるが、府連は自力での再生を目指すよりほかはない。(政治部 長嶋雅子)


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