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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6452チバQ:2019/04/09(火) 16:14:46
https://www.sankei.com/politics/news/190408/plt1904080024-n1.html
【大阪都構想・最終章へ】(上)引退覚悟も…菅長官「だめだ」
2019.4.8 07:06
リミットはこの秋-。それまでに大阪都構想の住民投票ができなければ、11月の任期満了をもって政界を去るつもりだった。

 暮れも押し迫った昨年12月28日夜。大阪府知事だった松井一郎(大阪維新の会代表)は、かねて親交のある官房長官の菅義偉と都内で会い、そんな考えを伝えていた。

 協力を見込んできた公明党に、折れる気配はなかった。大阪市長の吉村洋文(同政調会長)とともに、局面打開の出直しダブル選に臨むのは既定路線。4月の府議・市議選にぶつけ、盛り上げ効果で過半数を獲りに行く算段だった。

 同じポストで出直した場合、任期は秋までの半年ほどしかない。松井はその短い期間に、政治生命を懸けるつもりだった。

 「だめだよ」。菅は強い口調で反対した。その1カ月前に、大阪誘致に成功したばかりの2025年万博にも言及した。政権と府市が一体となって取り組んだのは何のためだったのか。「日本のためだろう」

 何も言い返せなかった松井は、菅との会食に同席していた維新前代表の橋下徹とホテルで飲み直した。答えは出なかったが、出直しのプランはほぼ消えた。

 正月三が日を悩み抜いた松井は、次の任期中に都構想の決着をつける覚悟を固めた。知事としてではなく、市長としての4年間で-。選挙経費の無駄を避けるには入れ替えの奇策しかなかった。吉村も同意した。橋下は1月12日の関西テレビの番組で「入れ替わりもあり得る」と述べた。

 松井が代表を務める国政政党の日本維新の会は、首相の安倍晋三にとり、貴重な「改憲勢力」だ。与野党対決法案でも、維新が与党に歩調を合わせることは少なくなかった。逆に、松井と橋下が言い出した万博誘致は、菅-安倍ラインの快諾を得たことで経済界も重い腰を上げ、オールジャパン態勢が確立された。官邸と維新のつながりは深い。

 維新と全面的な敵対関係にある自民大阪府連とは当然“温度差”が生じる。今回のダブル選で、自民系候補の出陣式には幹事長の二階俊博や選対委員長の甘利明が駆けつけたが、安倍は姿を見せなかった。

 公明党大阪府本部も自民系候補を推薦したが、党代表の山口那津男も大阪入りしなかった。公明関係者は「官邸サイドから要請があったようだ」と明かす。

 府市の二重行政解消のため大阪市を廃止するという都構想は、橋下が平成22年に党を旗揚げしてから、常に政策の「一丁目一番地」にあり続けてきた。

 橋下が府知事から市長選に回り、府議だった松井が知事選に出た23年11月のダブル選以来、維新が首長選で都構想を争点とするのは今回で4回目。毎回有権者からは「よく分からない」という声が上がるが、改革政党としての維新のイメージが民意をつかみ取る。都構想ではこのサイクルが続いてきたと言っていい。

 入れ替えという手法に猛批判を浴びながら、維新はまたしてもダブル選を制した。しかし市議会のハードルは高く、単独過半数の野望はくじかれた。

 都構想の置かれた状況は選挙前と何も変わらないということもできる。ただ松井、吉村に再び4年という時間が与えられた点は、維新にとって大きい。

 菅の言葉もあって政界引退を翻意した松井だったが市長選に出馬するにあたって「政治家として最後の戦いになる」と明言している。1期4年のうちに都構想に決着をつける。もう出直しも、入れ替えもしないという決意表明だったともいえる。

 松井はダブル選に完勝した7日夜の会見で「身の引き締まる思い。重責に対する緊張感の方が高い」と述べた。都構想の最後の挑戦が始まった。(敬称略)


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