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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6087チバQ:2018/06/25(月) 16:35:00

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 ■視点

 ◇狭められた選択肢

 2007年6月2日、政治部の総理番だった私は、長浜市の観光拠点「黒壁スクエア」前にいた。体調不良で辞任する前の安倍晋三首相と笑い合いながら、隣で施設の説明をしていたのは当時の嘉田由紀子知事。それからほぼ11年後の24日に投開票された知事選で、安倍氏の自民と嘉田氏の地域政治団体「チームしが」が推す三日月大造氏が再選を果たしたが、当時の安倍、嘉田両氏の笑顔が皮肉に思えるほど、自民とチームしがの打算が生んだ結果と言えよう。

 自民は前回14年の知事選で対立した三日月氏を臆面もなく支援し、民主主義にとって重要な有権者の選択肢を減じさせた。4年前と比べ、三日月氏の政策に大きな転換は見られず、焦点となった大戸川ダムの建設の是非についても明言していない。にもかかわらず、三日月氏がダムを巡る勉強会を設置したことを「転換」と評価し、軌を一にするのは、4年前の選挙で1票を託した有権者の選択を軽んじていないか。

 各党・政治団体の相乗りは、原発への依存度を徐々に少なくする「卒原発」など、三日月氏が継承を公言した嘉田氏の路線を薄めさせる結果となった。ただ、チームしがはそれに目をつぶったと言われても仕方はなく、いくら三日月氏の「生みの親」を自称しても、政策面での妥協は批判を免れはしない。

 毎日新聞は知事選告示前の5月29日〜6月2日付朝刊で「1/100を歩く」と題し、県政が抱える課題の現場に焦点を当てた。治水対策▽原発問題▽行財政改革▽教育▽子育て対策--とさまざまな分野で切実な現状が浮かび上がった。

 にもかかわらず、三日月氏は告示日の7日の第一声で支援者等へのお礼に最も多くの時間を割き、各党・団体の相乗りが生んだ弊害を有権者に見せつけた。論戦を期待した有権者の肩を透かせるようでは、知事選への関心が高まりようもない。

 三日月氏は平成最後の知事を担う。各党・団体の思惑に縛られず、真の地方自治を目指す次代の滋賀県政の姿とは何か、具体的に描く義務があることを肝に銘じるべきだ。【石川貴教】

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 ◇三日月知事 2期目の主な公約

・ICTやデータの活用で健康づくり活動を創出

・教員の指導力向上や読解力向上による学力向上

・「メディカルバースセンター構想(仮)」の検討

・大戸川ダムの効果を勉強会で検証

・原発に依存しない新しいエネルギー社会づくり

・バス路線など交通網充実に向けた社会実験の実施

・中小企業の発展や事業継承を集中的に支援

・林業を成長産業にするプロジェクトの結成

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三日月大造(みかづき・たいぞう) 47 無現(2)

 [元]副国交相[歴]JR西日本社員▽衆院議員▽民主党政調副会長▽一橋大


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